こんにちは。行動アドバイザーまちこです。
さて、前回までの記事では、
(特に人に)期待しないことが幸せの秘訣というお話をしました。
その内容を踏まえて、今回からは、
具体的なケースで更にお話したいと思います。
ズバリ「家族トラブルあるある」についてです!
何度言っても洗濯物裏返したまま洗濯機に入ってる!
なんで疲れて帰ってきたところに愚痴ばかり言うんだろう…
やっとやろうかなってとこで「宿題やれ」とか言われると萎える…
なんていうのは、ありふれた家族への愚痴ですよね。
家族間のケンカの原因にもなりますが、
ひどくなると深刻な状況に発展するため、放置しておくのはよくありません。
そもそも、どうして家族に愚痴が出るのでしょう?
結論から言うと、自分が期待している行動を家族が取らないからです。
家族は、一番身近にいて、好意を寄せている存在です。
人というのは、身近にいたり、好きな人には、
自分と同じ価値観、考え方を持っていることを望むものです。
だから、家族には自分が望む行動を取ってほしいと期待してしまうのです。
しかし、家族も他人で、あなたとは違う人間です。
前回までの記事で書いた通り、他人である以上、
自分とは違う考え方をしていることもあるわけです。
つまり、家族にも期待しないことが幸せの秘訣なのですね!
・・・・・・
とはなりませんよね!
確かに、今までお話した通り、
他人の行動を自分が望むようにコントロールすることはとても難しいので、
自分の意識を変える方が良いのですが…
じゃあ、ずっと私が我慢すればいいってわけ!?
というのはつらすぎますよね…
ストレスがたまって、体を壊してしまいかねません。
それに、相手に行動を変えてもらわないと生活に支障が出るケースもあります。
ということで、
他人の行動は期待通りにコントロールできないものという認識を踏まえた上で、
どうしたら少しでも問題を解決できるか考えていきましょう。
まず、こういった問題が起こっている時に、
一番オススメできないのが、相手に感情をぶつけて要求することです
何度言ったらわかるの! 洗濯物は裏返しにしないでよ!
あのさぁ、こっち疲れてんだから、そんなくだらない話やめてくれない?
うっさいな。そういうこと言われると逆にする気失せるんだけど。
上の例で言うと、こんな感じに返してしまうことですね。
誰でもよくやってしまう行動なので仕方ないところもあるのですが、
人は、他人に行動を強制されたと感じると反発心が起こるものなので
(こういう現象を、心理学用語で心理的リアクタンスといいます)
かえって逆効果となりオススメはできません。
また、感情的に相手に要求するということは、相手に要求をのませるよりも、
「私がこんなにつらい思いをしていることをわかってほしい」という
共感を求める方に気持ちがフォーカスしてしまっている状態といえます。
そのため、相手には要求の内容よりも感情の方が強く伝わってしまい、
ポイントがずれて感情的なケンカに発展しやすくなってしまうのです。
こういった時、まずは沸き上がる感情をおさえてください。
深呼吸して5秒ほど耐えると怒りがおさまると言いますので、
実践してみるのも良いでしょう。
(この辺りを詳しくお知りになりたい方は、
アンガーマネジメントについて調べてみてくださいね!)
そして怒りを抑えた後、どうすれば良いかというと、
「調整」と「仕組み化」を行ないます。
というわけで、次回の記事では「調整」についてお話したいと思います。
本日もお読みくださりありがとうございました!