『2年生存率０％を生き抜いて』
28歳で腎臓の希少がんに罹患。
24年前の発病当時、
一番の希望は生の体験談でした
発病からの生還記録を綴りました。
今は現在の活動です。
生還記録/最初はこちら
玉石混交の様々な情報があふれ、
医学医療情報においても、
情報リテラシー、
トラストリテラシーが
ますます問われる時代になってきています。
そんな中、2025年7月5日に何かが起こるという話題がスピ系のインフルエンサーの間で注目されていますね。
動画などでたくさん出てきます。
一回見てしまったからなのかも。
先日、とあるライブの終了後、ありがたいことに次の企画が持ち上がりました。
その方は、
「2025年7月5日までに開催しよう！」
と言うのです！
ええええっ？？？
真に受けているんですか。
いわゆる、
2025年7月5日に
何かが起こるという
予言を信じておられたのです。
そもそものこの予言のはじまり。
たつき諒さんという漫画家が
1999年に出版した
『私が見た未来』
という本の表紙に、
「2011年3月 大災害」
と書かれていて、
予言が当たっていると話題になり、
その本の中では、
「2025年7月5日に大災難が起こる」
とも予言されていて、
他の方の予言も絡めつつ、
スピ系のインフルエンサーたちが注目したのです。
『ジーン・ディクソン効果』
膨大な外れた予言が世に出ることはない中、
たまたま当たった
予言だけが注目され、
さも予言が当たるかのように言われることです。
「2011年3月 大災害」
という予言も、
この『ジーン・ディクソン効果』に加え、
正確な日付も、
場所も、具体的に
何が起こるかも書かれておらず、
当たっているとは言い難く、
少しかすっている程度なんです。
たくさんの方がたくさんの予言をしています。
そら、
「2025年7月に大災難」
なんて、
似たような予言もあるでしょう。
その程度のことを根拠に、
「2025年7月5日に何かが起きる」
と騒ぐのはとても短絡的。
そのときに何が起きるか？
と起こることを前提にすること自体、
ナンセンス！
ということより、
その予言の根拠は何か？
を観ることのほうが大切。
また、この予言は、
後出しじゃんけん的に
動画などで話題にする人が
わんさか現れていますね。
もうやりたい放題です。
皆さん、外れても、
「祈りが通じた」
とか、
少しズレた出来事を当てはめる
とか、
「パラレルワールドが移行した」
など、
無限の言い訳があるので怖くないんです。
予言そのものより気を付けたいのが、
2025年7月が近づくに連れて、
「次元上昇しておかないと！」
「目覚めろ！」
などと不安をあおり、
人々を分断し、
二極化させるムードです。
目覚めた人と、
目覚めていない人と。
その不安ムードに乗じて、
ビジネスに絡める人も出てきそうです。
もうすでに始まっています。
こんな予言などの情報を見てしまったら、
「しっかり災害に備えよう！」
くらいに思っておくのが健全。
そして不安ムードに動じない軸を持つ必要があると思います。
怪しい情報に出合ったら、
やはり、
「はて？」
と疑問を持ち、深く冷静に考えてみることが大切です。
ちなみに、
2009年に出演した、
テレビのとある
ドキュメンタリー番組では、
ぼくが病床で「何年か後に結婚式をする」という不思議な夢を見て、それが現実になった奇跡として描かれました。
予知夢を見たということになってしまいました…。
めっちゃ予言者になっています。
本当は、寝る前に夢を描いたということなのに。
こんなふうにいろんな思惑を持って物語を作るのが好きな人たちがいるので、惑わされないように！
カモにされないように、自分軸を持ちましょう。
医療情報も、
どんな情報も、
このブログも、
「はて？」
と立ち止まって、鵜呑みにしないようにしましょう。
6月23日（日）名古屋市でトーク＆ライブです！
駅近くで、久しぶりの生演奏のライブ。
ピアノの鎌田さん、
バイオリンの由梨さんの
演奏は本当にしびれます。
6月23日（日）杉浦貴之ライブ＆トーク in 名古屋 ＠TOMS Swiss Cafe
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10月12日、13日！高松駅発着！
「杉浦貴之と行く、
がんサバイバー剣山登山リトリート2024」
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今回、定期購読を申し込まれた方には、
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杉浦貴之スケジュール
6月22日（土）
杉浦貴之 浄光寺「心の栄養学」講座 in 岡崎
6月23日（日）
杉浦貴之ライブ＆トーク in 名古屋
piano:鎌田浩史 violin:加川由梨
7月13日（土）
とにかく元気が出る講演会in滋賀
【アーカイブ＆会場】
すべての詳細→
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