『2年生存率０％を生き抜いて』
28歳で腎臓の希少がんに罹患。
22年前の発病当時、
一番の希望は生の体験談でした
生還記録の連載は終了し、
ここからは、
出会ってきたがんサバイバーを
紹介していきます
杉浦貴之・生還記録はこちら
はじめに
ここからは、
出会ったがんサバイバーや、
発行する『Mesenger』に
登場してくれた方を紹介していきます。
進行した悪性リンパ腫で、
「余命20日」と宣告され、
生還された山下さんを紹介しています。
前回はこちら！
光が見えた！
山下さん一家の行動力が凄まじいです。
「余命20日」と宣告されたその日。
息子さんは、
他にもできることはないかと、
インターネットとにらめっこ。
奥さんは本屋へ直行！
たくさんのがんを治した人たちの本を買い込んできました。
（山下さんの登場したMessenger36号）
そして、
義理の息子さんがつかんできた情報。
「知り合いのおじいさんで、
半年以上前にがんで余命数か月って
言われとった人がおるんだけど･･･
今も生きてるんだよ。元気なんだよね。
でさ、
聞いてみたら豊田に足つぼの先生がおって、
足押してもらっとるらしいよ。
行ってみる？
でもね、俺も行ったことないから、
もしかしたら
壺とか観音様とか印鑑とか
売りつけられるかもしれんよ！
変なもの売られそうだったら、
すぐ帰ってくるんだよ!!」
家族の意見は一致。
しかしいちばん動くのを
ごねていたのは当の山下さん。
山下さん：「俺、いかん！
足押してがんが治るんやったら
医者いらんやろ（怒）」
娘さん：「なるほど、
ごめんですむんなら警察いらん！
と言う小学生と同じ理屈ですねっ」
奥さん：「あのね、『入院しない』『家で死ぬ』
って勝手なことばかり言ってるけど、
普通そんな主張しても
家族は言うこと聞いてくれないよ。
あなたの言う通りしてあげようって言ってんだから、
一つくらい言うこと聞きなさいっ！」
（・・・・・・・しーーーーん）
山下さん：「今日だけ、行ったっても、ええけどな」
愛知県豊田市にある
の前田先生のところに向かいます。
ベッドに横になり
交流磁気を流すことによって、
体を温め、血液の流れを良くしていきます。
そのベッドに寝ている間、
前田先生やスタッフの方が
“足つぼ”を押していきます。
前田先生は足を揉みながら、
食事の指導もします。
なぜ食事が重要なのかというと、
せっかく血液の流れを良くするのだから、
良い食べ物を食べ、
良い血液を造り、
その血液を体に流してあげた方が良いからです。
玄米を食べ、
酵素を取るために生野菜、
味噌などの発酵食品を食べ、
体温を下げる白砂糖は控えるよう、
山下さん家族に伝えます。
前田先生は、
かなり深刻な山下さんの状態を見ても、
たんたんと笑顔で言います。
「あ～、いいですね。
それはいいですね。大丈夫ですよ～」
奥さんも、
娘さんもまだまだ疑心暗鬼です。
（この先生、悪い人じゃないし、
怪しい人でもない。
何かを売りつける気も全くない。
でも・・・
ベッドに寝転がって足を押してもらって、
野菜食べてるだけでがんが治るなら、
医者いらんやろ！）
ところが、
いざ帰ろうというとき、
ベッドから立ち上がった山下さんを見て、
奥さんも、娘さんも、その考えは変わります。
そして、
精気のなかった山下さんの顔に、
ほんのり赤みが差し、
ニコニコしながら前田先生に言ったそうです。
「あ～、久々に気持ちが良くなった。
また明日も来ます。よろしくお願いします」
次の日から、
山下さんは毎日欠かさず
前田先生のところへ通うようになりました。
つづく。
続きはこちら
山下の家族の手記を掲載した、
『Messenger36号』は
「末期がんからの生還者」特集。
杉浦貴之・生還記録
『がん治ちゃったよ！全員集合！』改め、
『とにかく元気が出る講演会』開催！
～がん経験者が伝える命のメッセージ～
スピリッツ、内容はあの『がんなお』です。
ぜひぜひお会いしましょう！
9月11日 高知開催！
9月25日 大阪開催！
杉浦貴之スケジュール
9/4 名古屋
9/9 高松
9/10 松山（ZOOMあり！）
9/11 高知『とにかく元気が出る講演会』（録画配信あり）
9/13 四万十
9/24 岡崎『杉浦貴之＆若渚＆Espacio』
9/25 大阪『とにかく元気が出る講演会』（録画配信あり）
9/26 大阪『山本理恵＆杉浦貴之』（ZOOMあり！）
『Messenger』最新号
がんサバイバーの生還記録
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