『2年生存率０％を生き抜いて』
28歳で腎臓の希少がんに罹患。
22年前の発病当時、
一番の希望は生の体験談でした
発病からの生還記録を綴っています。
今日は現在の活動です。
生還記録/最初はこちら
「日本ではがんがどんどん増えている！アメリカは減っているのに！」
最近、またよく見かけるようになりました。
こういった記事を目にしたときは、
まず、
耳を傾け、
鵜呑みにせず、
冷静に自分で調べ、考える。
ということが必要だと思います。
さて、本当に増えているのか？
確かに増えています。
しかし冷静に見ると、
高齢化など
年齢構成の変化の影響を
考慮に入れた
「年齢調整罹患率」では、
男性が減少傾向、
女性が横ばい、
全体としては横ばいとなっています。
（国立がん研究センターの「がん情報サービス」）
「年齢調整死亡率」はずっと減少傾向です。
また、各国の人口10万人当たりの
年齢調整がん死亡数では、
日本は34位、
アメリカは27位（2019年データ）。
なんと、アメリカのほうが高いのです
これを見ると、
がんが増えている原因として、
最も大きいのが
高齢化であることがわかります。
もちろん、種類、部位によっては
現代ならではの食品添加物などの
問題もあるかも知れません。
治療法に対して
なかなか国から認可が下りず、
有効な治療法が広がらない
ということも原因の一つかも知れません。
たくさんの方が指摘されている
利権構造の問題もあるかも知れません。
一つだけの原因ではないので、
知恵を出し合って、
さらに減らしていこう
というスタンスが必要だと思います。
「日本ではがんがどんどん増えている！」
こういったセンセーショナルな
言葉を見たとき、
その背景、思惑を
想像してみたほうがいいです。
商品を売ろうとしている人、
政治的思想を植え付けようとする人、
動画の再生回数を増やしたい人、
ただ善意でシェアする人･･･。
センセーショナルな言葉で
不安を煽り、
ガラ空きになった潜在意識に
思想を植え付けるやり方で、
生まれるのは、
熱狂的な信者と、
ショックを受けて免疫力を落とす被害者。
どんな情報も、
耳を傾け、
鵜呑みにせず、
冷静に自分で調べ、考える。
例えば抗がん剤に関する情報だと、
自分はこんな言葉に出合ってきました。
だいたい自分で調べます。
「医者に『あなたやあなたの家族ががんになった場合、抗がん剤を使用しますか？』と尋ねたところ、なんと99％が『絶対に拒否する』と答えた」
→自分で周りの医師に聞いたら、
ケースバイケースという答えが多かった。
また、医師への『自分が進行がん患者だったら抗がん剤治療を受けるか』という質問に対し、消極的なのは25％という新聞記事もあった。
「厚生労働省の専門技官が『抗がん剤が効かないのは周知の事実』と言った」
→厚生労働省に電話したら、「そんな公式見解はありません」という答えだった。個人的見解としてはあるかもしれませんね。
「選挙の演説で『みんな抗がん剤で殺されているんですよ』と言っている人がいた」
→抗がん剤を使い、体を弱めてしまった人もいれば、自分の周りには抗がん剤をうまく使い、治癒に結び付けている人もいる。
これから選挙もあり、
いろいろな方の演説を聴く機会もあると思います。
耳を傾け、
鵜呑みにせず、
冷静に自分で調べ、考える。
を心がけたいと思います。
この時代に、
この日本に生まれたからには、
覚悟を決める。
日本の医療は･･･と
言っているうちにも人生の針は進んでいきます。
自分を取り巻く状況がどうであろうと、
こちらが賢くなって
自分でサバイブしていくしかありません。
治すのは自分、生きるのは自分。
他者の思惑に惑わされず、
西洋医学、東洋医学、伝統医療、
あらゆるもののメリットを活用して、
自分が主体となって、
病と向き合っていくことが大切だと思います。
感謝を綴った歌『Love song ～ありがとう～』
現在はとても元気です！
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