『2年生存率0%を生き抜いて』
28歳で腎臓の希少がんに罹患。
22年前の発病当時、
一番の希望は生の体験談でした
発病からの生還記録を綴っています。
今日は現在の活動です。
生還記録はこちら
先日の滋賀でのトーク&ライブでも
伝えたことです。
2020年2月、
福島県のある中学校の立志式で
講演をさせていただいたときのこと。
江戸時代の成人式でもある元服は、
数えで15歳になる立春に行われていて、
その名残から各地で開催されています。
志を立てるという意味の式典。
しかしぼくは病気の経験から、
志を立てることより
大切なことがあると伝えました。
大人が子どもたちに
「人の役に立つ人間になりなさい」
と伝える場面に遭遇することがあります。
でも、その言葉の裏には
「今は役に立っていないから」
という決めつけが
あるように感じてしまいます。
そこで講演ではこう伝えています。
「もうすでに役に立っている。
存在するだけで
誰を幸せにしているからね」
そして、こんなことを伝えています。
親の命がけの想いの中で生まれ、
22年前、がん宣告を受け、
母から、
「貴之が生きているだけで
嬉しいからね」
の言葉に救われた経験。
そして病床で、
病気が治った後の自分の夢を描き、
ホノルルマラソンに参加し、
結婚するという夢を叶えた経験🏃
これらの経験から出てくる言葉です。
立志式翌日は、友人の主催で、
同じ地域のカフェで
大人向けライブが行われました。
そこになんと、
前日の立志式で講演を聴いてくれた
中学生が4人で来てくれたのです。
「どうして来てくれたの?」
「もう一度聞きたかったのと、
体調が悪くて参加できなかった友達を連れてきました」
まずその思いに
思わず涙がこぼれそうでした。
ライブでは中学生4人に夢を発表してもらい、
会場のみんなで応援しました。
『ビンビンパワー』という歌では、
「人参ブラブラ・・・」という歌詞に
ことのほか反応していました(笑)。
とってもかわいい、さすが中2!
ライブが終わりホテルに帰って、
メールをチェックすると、
中学生たちからメールが来ていました。
それは、
がんサバイバーホノルルマラソンを目指す
チームメッセンジャーの登録でした。
そのコメントにまたまた泣かされます😭
「がんサバイバーさんたちをサポートできるように頑張りたいと思います!」
君たち本当に14歳か・・・。
素晴らしい志じゃないか!
仲間を思いやり、
夢を語る中学生たちに、
大人たちが勇気をもらいました。
前日の立志式で伝えたこと。
「君たちは存在するだけで価値がある。
生きているだけで素晴らしい」
「何かができるとか、できないとかじゃない。
存在するだけで誰かの幸せに繋がっている」
そんなことも伝わって
行動を起こしてくれたのでしょうか。
子どもたちに
「人の役に立つ人間になれ!」
と言うより、
「存在するだけで宝物。
すでに役に立っている」
と伝えたほうが
価値ある命を
さらに役立てようとするのだと思えました。
治療の道のりも、
「自分の価値と可能性」
を認めることから始めたいです。
私は今まで何度も、何度も、「もういやだ、消えたい」と思ったことがあります。
だけど、杉浦さんの歌と話を聞いて、
「皆、命懸けで私を生かしてくれている。
『消えたい』なんて考えるんじゃなくて、前を向いて生きていこう」
と思えました。
苦しいとき、辛いとき、いつも支えてくれる人たちがいてくれて本当に良かったと感じました。
もし杉浦さんに会えてなかったら、前を向いて生きていこうと思えなかったかもしれません。だから本当に感謝したいと思います。
(中学3年女子)
その他の感想
杉浦貴之公式LINEに登録していただくと、
新規登録特典として、杉浦貴之学校講演CD(2020.4.3収録・4曲入り)をプレゼントさせていただきます
がんサバイバーホノルルマラソン『君なら大丈夫』杉浦貴之
生還記録はこちら
5/15小林正学開業記念講演会
会場&ZOOM&録画視聴
4回シリーズ・オンライン養生セミナー
最終日はおのころ心平さんです!
杉浦貴之・現在の活動
ぜひポチっとよろしくお願いします。