15歳の男児、シェムセディンくんが、下校時に暴行を受けて死亡した事件で、検察は20歳と17歳の兄弟、そして17歳の2人が逮捕されたことを発表。

 

 

事件が起きたのは木曜日、パリの南20㎞ほどに位置する町、ヴィリー=シャティヨン(Viry-Chatillon)にて。

 

逮捕された兄弟の妹とシェムセディンくんの男女関係を巡り、この兄弟と他3人の合計5人が、下校途中のシェムセディンくんを襲撃。うち3人は、目出し帽をかぶっていたということ。

 

シェムセディンくんは翌日金曜日、この怪我が原因で死亡。警察は20歳1人、17歳3人、そして15歳1人を拘束。しかし15歳児だけは逮捕されず。

 

調べによると、逮捕された兄弟は、妹と家族の名誉のために、複数の男児に対し、妹と接触しないよう命令。しかし、シェムセディンくんが、「自分は彼女と自由に話ができる」と自慢していたことを知り、襲撃に至ったということ。

 

フランスでは火曜日にも南仏モンペリエで、女児が学校の外で襲撃される事件が発生しており、懸念が深まるところ。

 

関連記事:-また宗教がらみ?中学生女児が殴られ重傷

 

・・・・・

 

妹に近づくな、と言ったのに、言うことを聞かなかった男児を、兄弟がリンチ殺害した・・・また宗教がらみ。

 

女性が親族の認めない相手と交際した場合、一族の名を傷つけたとして、その女性、または交際相手を殺す「名誉殺人(crime d’honneur)」という仮説が立てられ、捜査が進んでいるようです。

 

 

ペリゴール地方・中世の町巡り~お問い合わせは、フェイスブックで!

 

ランキングに参加中。よろしくお願いします!

 
海外ランキング