東林寺と白滝 | すろう人の単車旅

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親孝行の息子が滝の水を汲んだらお酒になっていたという伝説がある「養老の滝」は結構知っている方も多いと思います。

 

東多度山の東北に流れて滝となるのがこの「養老の滝」ですが、同じ水系で西南に流れて落ちる滝が有ります。

 

 

いなべ市の山間にあり、定かではありませんが今から1200年前に開祖されたと伝えられている臨済宗の東林寺というお寺の境内の東方断崖にその滝はあり、落差22mほどで「白滝」と呼ばれています。

 

 

古来より養老の滝を雄滝(表滝)、この白滝を雌滝(裏滝)と伝えています。

 

少し分かりにくい場所ですが、静寂に包まれ、春にはウグイスの声が聞かれたり、夏には蝉の声や野ウサギなどの野生動物の姿を見掛けることも有ります。

 

 

 

 

 

 

 

東林寺には元旦と縁日(8月10日)の他は御開帳出来ない行基作と伝わる秘仏「観世音菩薩」や、白滝が落ちる東林寺の境内を好んだ若き日の円空作と言われる「如意輪観音」も安置されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入り口付近の坂道が少し細く急坂ですが、車やバイクでも境内まで行くことが出来ますので、養老の滝に行ったことのある方は是非この白滝も見に訪れてはいかがですか!