ボウの災難〜ボクの周りはみんなパラノイア〜 | 老いたスナフキン放浪記 3rd season

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今日はTOHOシネマズ日比谷へ。















ホラー映画の「ヘレディタリー/継承」や「ミッド・サマー」に続く、アリ・アスター監督の長編映画3作目となる「ボーはおそれている」を観てきました。
















最初は主人公のボウ・ワッサーマンがカウンセリングを受けているところから始まる。
冒頭はボウの誕生の瞬間で生まれたての時は呼吸はしてなくて医師がひっぱたいたりしてやっと鳴き声を上げたようで、酸欠からかボウは発達障害なのか?














ボウの住んでいる街はどこまで治安が悪いんだというような場所で、ボウの住んでいるアパートは毒グモまで住みついているらしい。
表の通りには全裸の殺人鬼が徘徊し、四六時中怒鳴り声や悲鳴が響いていて警察官もパトロールしたがらない有様。
















ボウは母親の誕生日に家に帰るはずだったけど、異常な隣人によりトラブルに巻き込まれ、予定していた飛行機に乗れそうにないと母親に電話したらまさかの母親の突然死を知らされ、挙げ句に全裸の殺人鬼に追っかけられ車に跳ねられてしまう。
















全身傷だらけになったボウを助けた夫婦。
運良く夫は優秀な外科医だというが、この夫婦なんか怪しい。
















この映画、登場人物がみんなおかしいのだ。
















その異様な家族の家から逃げたボウは深い森の中で不思議な演劇集団に出会う。
















森の中の野外劇場で繰り広げられる演劇に没入していくボウ。















この辺りはファンタジーな雰囲気で進むが、























なんせ全編3時間に及ぶ長編映画。
場面があっちこっちに飛ぶ。















ボウの母親はやり手の経営者。














彼女の突然死はニュースでも報道されていたが。。。。














ボウの母親は息子を溺愛していたようで自社の商品のモデルにも起用していた。














しかし、この母親もかなりの。。。。。















衝撃のラスト。


「ボウはおそれている」はアリ・アスター監督が最初に長編映画化に考えていたようで、一度寝かせて「ヘレディタリー/継承」と「ミッド・サマー」を作ったあと、映画化に踏み切ったそうだ。当初はもっとふざけた漫画的な内容だったらしいが、2つの作品を経てこの映画になったようだ。


見た感想はアリ・アスター監督が見た夢の数々をフランケンシュタインのように繋ぎ合わせて作ったのかなあと思いました。

一度だけでは難解な部分もあった。


劇場で3時間はやっぱりキツい。


アリ・アスター監督はボウ役のホアキン・フェニックスを主演にした次回作の撮影に入ってるらしい。


どうなることやら。