生と死を考えるターミナルケアについて〜その1 | 幸せの導標(しあわせのみちしるべ)

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一般社団法人ライフエンディング・アシストの和田です。

ターミナルケアについて~その1

こんちには!
一般社団法人ライフエンディング・アシスト
理事・副代表の和田 尚久です。


「ありがとう」も「ごめんね」も言えずに別れることは辛いことですよね?
死期が6ヶ月以内のターミナルケアの段階になると、死が近いわけですから本人はもちろんのこと、家族も辛い時間を過ごします。
がんの場合は家族も準備ができますが、残された人を苦しめる死に方…どんなことがあっても自死だけはしないで欲しいです。


なぜいま、ターミナルケアなんでしょうか?
上智大学グリーフケア研究所 特任所長、「生と死を考える会全国協議会」会長 髙木 慶子氏の「全人的ターミナルケアの理解と実践」からご紹介します。

1. ターミナルケアの理解
     1) 危篤近い患者のこころと魂のケア
     2) 理想的には医療従事者と共にチームで、ケ 
           アをすることが望ましい
     3) 宗教ケアではない
        (全ての人にターミナルケアは必要)

死が近い人に訊くこと。

どんなメッセージを残してくれますか?

90%の方々は元気なときから考えておいて。
ごまかすことができた。死を見たくなかった。
不治だと 残念と言われたら…
最悪のことを言う、伝える
無…真っ黒(暗)

こちらからは言わない
訊かれたら言う
死期は言わない

がんなんでしょ?
→ そうです。

死ぬんでしょ?
→ そのようですね。

どこに行くのか?地獄には行きたくない
→ 向こうで両親が待ってくれている(確信して)


 2.   実践、「なぜ今、ターミナルケアか?」
 自分の考えと人の考えは違う。
自分の考え→完全ではない
人の考え→ヒントにする
     1) 日常的に「死」に対する考えや心構えが希薄
身近に看取りの経験が少ない
     2) ようやく「終活」が、社会的に認知を得ている。
しかし、「死」の外的な終活で、こころの終活でないことが多い。
     3) 現代社会では、日常的に宗教やご先祖様への崇敬が希薄化している墓参や供養が、形骸化している)

どこで死んでも良い
お互いを大切に
一期一会
いつ死ぬかわからないが生きている

若くても死ぬ時は平安に
負になるものは元気なうちにしておく
ようやく「終活」が社会的に認知を得ているが、「死」の外的なことに終始しており、こころの終活ではないことが多い。
どういうつもりで死を迎えるか?家族で話し合うことが大切。

散骨も言われるが、どこで手を合わせたらいいか
ここに眠っている…見えるものが大切。

こころの問題、患者本人のケアだけでなく家族へのケアも大切ですね。身近な人を看取る経験が少ないことで死をに対する心構えができていない。
タブー視するのではなく考えることが必要だと思います。


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自分のことをきちんと伝えることは自分のためであると同時に大切なひとへの思いやりです。

自分のことをきちんと伝え、自分らしく生きていくことに年齢は関係ありません。

私たちは、失われつつある家族とのコミュニケーションや地域とのつながりを再生させるとともに、経済産業省が提唱する豊かなライフエンディングステージを実現するために活動を行います。

エンディングノートを「よりよく生きるためのツール」「大切なひととのコミュニケーションのためのツール」と位置づけ、わたしたちはハッピーライフマップと呼んでいます。
自分らしく生きること、生きているときに役立つハッピーライフマップについてセミナー、体験会、インターネットテレビでみなさまにお伝えしています。
まずは、自分のこと、家族のことをきちんと考えて書くことから始めませんか?
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明石市後援
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