こんにちは!
一般社団法人ライフエンディング・アシスト
理事・副代表の和田 尚久です。
みなさんは介護用ベッドに寝てみたことはありますか?
寝たきりの人を家族が介護するのは難しい…
ボタン一つで上げ下げできて楽に体を起こしてあげることができるし便利ですよね?
ところが、介護される身になって実際体験してみてはじめてわかることがあります。
苦痛を軽減する姿勢と介助方法について
昨年但馬長寿の郷の理学療法士である
小森昌彦氏、中西智也氏にご指導いただきながら私自身体験しました。
但馬長寿の郷ウェブページ
http://choju.ez-site.jp
介護用ベッドの背もたれの上げ下げをする場合、背中が押されたようになり、上げるとお腹が圧迫される感覚、下げると逆さ吊りになったような感覚になります。
実験
1. まずベッドの足の部分を上げて下にずり落ちないようにする
2. ベッドの頭をゆっくり上げていく
3. ベッド頭をゆっくり下げ、まっすぐになったと感じた時点で声かけ、ベッドをまっすぐに戻す
頭を上げて体を起こすときは、背中を下から持ち上げるため、お腹が圧迫された状態。
さあ、ご飯を食べましょうと言われてもとても無理です。上から下にさすって摩擦をとってあげることで楽になります。
起こしたベッドを戻すとき、目をつぶって実験してみると、下に引っ張られる感覚になり、まっすぐになったところで止めてください…と声かけするとまだ全くなっていない状態で、それ以上背もたれを倒すと逆さ吊りになる感覚になりました。
しんどいことをわかってくれる
しんどいことをすぐに取ってくれる
大切なことですね。
体の違和感についての体験
足、腰の位置が違うだけで違和感が大きい
数分しか我慢できない。
実際ベッドに寝て、足や腰の位置を少しずらすと違和感がありました。
私は自分で体を動かすことができるので元に戻せますが、介護が必要な方は自分では戻せないのです。
重い、しんどい…動かす、さする
ちょっとしたことで苦痛を和らげることができます。
介護するとき、持ち上げずに滑らせる筒状のスライドシートに肩甲骨、お尻を乗せて利用することで介護する人の身体への負担が軽くなります。
レンタルの対象外のため、自費で購入となりますが、3,000円くらいからあります。
ベッドで抱き起こすときには
1. 持ち上げない
2. 本人の力を使う
横向きに持ち上げるのはNG
肘を置くスペースを取り、肘を支点にして起こす。
頭は抱きまくら(丸まるように)
持ち上げられるより、お互いに力がいらないので楽。
本人の力を利用するという発想がなかったのですが、確かに介助される側、介助する側の役を体験して楽にできることがわかりました。
ポジショニング
クッションをうまく利用して左右の傾き、肩口と頭にスキマがあれば埋めることで楽になることも体験できました。
しんどいことをわかってくれる
しんどいことをすぐに取ってくれる
意識することは大切なことですね。
自分のことをきちんと伝えることは自分のためであると同時に大切なひとへの思いやりです。
自分のことをきちんと伝え、自分らしく生きていくことに年齢は関係ありません。
私たちは、失われつつある家族とのコミュニケーションや地域とのつながりを再生させるとともに、経済産業省が提唱する豊かなライフエンディングステージを実現するために活動を行います。
エンディングノートを「よりよく生きるためのツール」「大切なひととのコミュニケーションのためのツール」と位置づけ、わたしたちはハッピーライフマップと呼んでいます。
自分らしく生きること、生きているときに役立つハッピーライフマップについてセミナー、体験会、インターネットテレビでみなさまにお伝えしています。
まずは、自分のこと、家族のことをきちんと考えて書くことから始めませんか?
一般社団法人ライフエンディング・アシストでは
西宮市後援
西宮市社会福祉協議会後援
明石市後援
明石市社会福祉協議会後援
「知っておきたい終活セミナー」
として、終活やエンディングノートについて、
テーマを決めて月一回お話させていただいています。
この他にも、地域でのご依頼や、カルチャークラブでもセミナーを受講いただけます。
また企業の福利厚生の一環で従業員のみなさま向け、リタイアされたOBのみなさま向けにお話させていただくこともできます。
お問合せは
lifeendingassist @gmail.comにお願いいたします。