在宅ターミナルケアと介護について〜その1 | 幸せの導標(しあわせのみちしるべ)

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一般社団法人ライフエンディング・アシストの和田です。

こんにちは!
一般社団法人ライフエンディング・アシスト
理事・副代表の和田 尚久です。

健康な生活を送っている時には普通にできたことができなくなる、介助する家族もどうしてあげたらいいのかわからないままがんばることあると思います。自分自身で介護用ベッドに実際寝てみたり、つらい姿勢を改善するやり方などを体験することで気づくことがたくさんありました。
そんな苦痛を軽減する姿勢と介助方法について
昨年但馬長寿の郷の理学療法士である
小森昌彦氏、中西智也氏から学ばせていただいた中からご紹介させていただきます。

但馬長寿の郷ウェブページ
http://choju.ez-site.jp

リハビリは運動?
機能回復訓練だったり
筋力トレーニングや歩行訓練
といったイメージがありましたが

その人がその人らしく暮らすことを支援することが本来のリハビリテーションの意味

ベッドの上でも車イスの上でもリハビリテーションの視点でその人らしく暮らすことを支援することで安楽に過ごすことができます。
寝ていても、そのポジションが整っていなければ苦痛なのです。

ポジショニングとは…
安楽な姿勢で体の苦痛を和らげること。
曲がった手、足が苦痛にならないようにいろんな姿勢をとること。
手が上がらないなら手の重みを楽にする方法

私たちの体は意外に重い
体を支えるには力が必要
力が入らなければ、体はかなり重くなる

頭だけで4~4.5kg
男性の場合脚が7~8kg
重力に負けない筋力がある

頭の重さで車イスで前傾して腕の上に頭が乗ってしまう人
背もたれを後ろに倒して頭と体をしっかり支えることで手で支える必要がなくなる。

背中が曲がったおばあさん
クッションを入れる。肩口、首、後頭部、上半身をすっぽりと。背もたれをひいてまっすぐ

手が重い
食事の時、手をあげるのではなく、ひじの曲げ伸ばしだけでお茶碗を持ち上げようとするが手首をテーブルの上に乗せることで食べやすくなる。

ポジショニング
支えがあれば力を抜くことができる。
リラックスする姿勢がある
接地面を多くすれば力が抜ける


介助方法
体に負担とならない介助法で安楽に体を動かす
・持ち上げない
・本人の力を使う
・動く方向を誘導する

後頭部、肩甲骨、仙骨、かかと
体の重みがどこに移動して集中しているのか


安定させるには
支える面を広くする
重心を低くする

人を動かすには
重心を高くする
重心を移動させる

低いところから高いところに移動させるには
支点をつくる
徐々に高さをあげる

次回は実際介護ベッドに寝てみた体験
ポジショニングの体験についてのお話です。


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自分のことをきちんと伝えることは自分のためであると同時に大切なひとへの思いやりです。
自分のことをきちんと伝え、自分らしく生きていくことに年齢は関係ありません。
私たちは、失われつつある家族とのコミュニケーションや地域とのつながりを再生させるとともに、経済産業省が提唱する豊かなライフエンディングステージを実現するために活動を行います。
エンディングノートを「よりよく生きるためのツール」「大切なひととのコミュニケーションのためのツール」と位置づけ、わたしたちはハッピーライフマップと呼んでいます。
自分らしく生きること、生きているときに役立つハッピーライフマップについてセミナー、体験会、インターネットテレビでみなさまにお伝えしています。
まずは、自分のこと、家族のことをきちんと考えて書くことから始めませんか?
一般社団法人ライフエンディング・アシストでは
西宮市後援
西宮市社会福祉協議会後援
明石市後援
明石市社会福祉協議会後援
「知っておきたい終活セミナー」
として、終活やエンディングノートについて、
テーマを決めて月一回お話させていただいています。
この他にも、地域でのご依頼や、カルチャークラブでもセミナーを受講いただけます。
また企業の福利厚生の一環で従業員のみなさま向け、リタイアされたOBのみなさま向けにお話させていただくこともできます。