スピリチュアルケアについて〜その4 | 幸せの導標(しあわせのみちしるべ)

幸せの導標(しあわせのみちしるべ)

一般社団法人ライフエンディング・アシストの和田です。

こんにちは!
一般社団法人ライフエンディング・アシスト
理事・副代表の和田尚久です
 
 
スピリチュアルケアの具体例
高齢者の介護をする中でのスピリチュアルケアは理性がしっかりしている場合とそうでない場合どういうことに気をつけていけばいいのでしょうか?
また、一緒に生活する介護者のケアはどう考えたらいいのでしょうか?

 
 カトリック大阪大司教区 司祭
上智大学大阪サテライトキャンパス長
ガラシア病院チャプレン 
松本信愛(まつもと のぶよし)先生
 「スピリチュアルペインの理解とスピリチュアルケアの実践のヒント」から今日もさらにご紹介いたします。
 
高齢者の介護
スピリチュアルケア
= その人の「気持ち」を大切に!
     ⇒思いやり
介護者のスピリチュアルケア
*子供が1人?複数?
*実子?お嫁さん?
一緒に生活する介護者
時間、体力、大変、衝突
でも例えばたまに来る遠くの妹 ⇒ 歓迎される
                                                ↑労えたら
親(被介護者)のスピリチュアルケア

○高齢者のスピリチュアルケア
*理性がしっかりしている場合
*認知症の場合

傾聴の内容 :「遠慮」か「本音」か?
*介護される「場所」?
*介護してくれる「人」?

〈スピリチュアルケア〉
     → 親身になって聴くだけでよい。

認知症の場合 ・・・一般論(460万人)
*あまり話が通じない場合でも…
「その人」の気持ちを大切に!
(話がわからない⁈)
→ ペットなら…?
→赤ちゃんなら…?

*認知症 = 「記憶」に残らない、「論理的」に考えられない
しかし、ペットや赤ちゃんより「日本語」を理解している
→ それだけ理性は働いている。→自尊心は傷つく
→ その人を人として大切に!

進んだ認知症
*同じことを繰り返し言う
*徘徊
*不潔行為


《同じことを繰り返してしまう》
*本人に責任はない!
  → 腹を立てない
  スピリチュアルケア→(初めてのように)よく聴く
*徘徊、不潔行為よりずっと楽⁉︎

《徘徊?》
*本人に責任はない
 「ペット」だったら?
 「赤ちゃん」だったら?
*ペットや赤ちゃんより(ずっと)大人
  (日本語がかなりわかっている!)
*本人の気持ちを大切に

《不潔行為=便失禁》
*本人に責任はない
便失禁  加齢などで起こる
歩き回る、手でつかむ→どこかにつける
*赤ちゃんなら?
*自分の立場なら?

上川病院(八王子市)
抑制される原因
尊厳を大切に
制御はしない
スピリチュアルケアの実行


上川病院(八王子市)の理念
認知症などで徘徊をしたり、治療の妨げとなるような行為をしてしまう患者さんにたいしても、上川病院では患者さんをベットに縛ったりする身体拘束、いわゆる抑制は一切行いません。スタッフは、患者さんを支える役割であり、いつもやさしく親切であることを徹底します。
http://www.kamikawa-hospital.com/index.php

○電子メールへの返信
ベッドサイドでの相談は時間がないが、メールでの相談ならばゆっくり時間が取れる。

突然にメール受信
自分に来たと思って考えてみてください。

夫:46歳、末期の肝硬変
      辛そう、状態が良くても無理する
      落ち込むとまた無理する

妻:最先端の治療を予約
       希望が持てるように
       疲れている…夫とどう向き合えば、
       どう接すればいいのか?

返信の目的は?
・Aさんのケア ⇔ 夫のケアではない
・Aさんのスピリチュアルペインは?(Aさんがわざわざメールしてきたのは?Aさんの助けて!の内容は?)
それをケアする!
その人をあるがままに受け入れる(否定しない)



人間としての尊厳を大切にすることは最後まで自分らしく生きること。
この点だけは忘れてはいけないですね。
学びをたくさんいただきました。




{0E86FFDC-1BCA-4E80-99CF-C4350F6257E6:01}


自分のことをきちんと伝えることは自分のためであると同時に大切なひとへの思いやりです。

自分のことをきちんと伝え、自分らしく生きていくことに年齢は関係ありません。

私たちは、失われつつある家族とのコミュニケーションや地域とのつながりを再生させるとともに、経済産業省が提唱する豊かなライフエンディングステージを実現するために活動を行います。
エンディングノートを「よりよく生きるためのツール」「大切なひととのコミュニケーションのためのツール」と位置づけ、わたしたちはハッピーライフマップと呼んでいます。
自分らしく生きること、生きているときに役立つハッピーライフマップについてセミナー、体験会、インターネットテレビでみなさまにお伝えしています。
まずは、自分のこと、家族のことをきちんと考えて書くことから始めませんか?
一般社団法人ライフエンディング・アシストでは

西宮市後援
西宮市社会福祉協議会後援
明石市後援
明石市社会福祉協議会後援

「知っておきたい終活セミナー」
として、終活やエンディングノートについて、
テーマを決めて月一回お話させていただいています。
この他にも、地域でのご依頼や、カルチャークラブでもセミナーを受講いただけます。
また企業の福利厚生の一環で従業員のみなさま向け、リタイアされたOBのみなさま向けにお話させていただくこともできます。