高校は本来大学受験教育を行う機関ではないので、卒業後の1年を浪人して予備校などに通って、受験勉強に専念する時間を持つことは無理からぬことである。このことから、1年浪人後の合格は至極当然と思いたい。しかし、3年以上の浪人は、1年、2年と受験勉強を繰り返しても、なお合格できないのでは、本来の能力が不足しているとみられて仕方なかろう。 高校時代の先輩が3,4年と浪人した後、今度は1,2年後輩として入学してくる。先輩で威張っていたのに、後輩になり、平身低頭。可哀想に思った。4浪して入学すると、高校の同級生は入れ替わり、大学を卒業する。何年たっても合格できず、自殺した者もいる。
3浪、4浪合格者は現役合格者に比べ、本来的な能力に劣る。ゆえに大学が多浪生は取りたくないというのを理解しなければいけない。ならば3浪以上の受験を受け付けないことにすればよい。さもなくば、現役には10点加点。2浪以上は10点減点になることを公表して募集すればよい。