こんにちは!
ライフブリッジの堀岡です。
ドイツでリモートワークをしながら休暇を過ごした、2カ月間のワーケーション生活
週末に出かける旅行者の気分と、現地で日常生活に浸るという、2つの感覚を同時に味わうという意味で貴重な経験でした
現地の日常生活をいちばんお手軽に垣間見られる代表格、といえば「スーパーマーケット」。
徒歩5分圏内に2軒スーパーがあり、毎日のように足を運んでいました。
スーパーの入り口には、買い物カゴが置かれ、日本では、購入する商品をカゴに入れます。
ドイツでも、もちろんカゴがあります。
しかし、カゴでなく、持参したマイバッグに買う商品をポンポン入れて、レジで精算している人がいる……。
これを最初に見たときは、「えっ、盗んでるの!?」
とビックリしましたが、現地に住む妹に聞けば、「よくあること」だそう。
郷に入れば…で、そのうち私もエコバッグを買い物かご代わりにしてました
こんなちょっとした習慣の違いに気づけるのはおもしろいもの。
そして視点を変えると、これを「フツウ」と思うドイツ人が日本に来て同じことをしたら、日本のスーパーの店員さんは盗みと勘違いしちゃうんじゃないかしらと考えてしまいました。
習慣の違い、といえば、日本ではペットボトルを捨てるときはラベルを「取る」。
しかし、ドイツは逆でラベルは「取ってはいけない!」のだそう。
ラベルをはがそうとした瞬間、妹から、「はがしちゃダメ――!」と声がかかりました
なぜなら、ドイツではペットボトルはデポジット制度で、購入するとき、リサイクル費用を上乗せして払うんだとか。
空になったペットボトルは、スーパー等に設置されている、この写真のようなリサイクル機械に入れると、デポジットが返ってくるため、ラベルがついてない、もしくは他国のペットボトルだと回収してもらえないんだそうです。
ちなみに、Pfandがいわゆる「デポジット」という意味だとか。
ペットボトル1本につき、25セントがデポジット。
日本円にして35-40円とありゃ、ちりも積もればで、貴重なラベルをはがされたらたまったものじゃありません。
日本でペットボトルを捨てるときは、キャップとラベルを外して!
ドイツでは、ラベルは外すな!
日本に住む外国人と日本人の住民の間でゴミの捨て方をめぐってトラブルになる、という話をたまに耳にします。
ドイツで経験したペットボトル事件や買い物カゴの一件を思えば、マナーがよいとか悪いとか、常識でなく、自分が慣れ親しんできた習慣や文化の違い。
こうした見方は忘れずにいたいものです。