和太郎がバリ島でアパート経営を考えた15年前、今のアパート
は訳あり物件、当時、売りたい前のオーナーと買いたくない和太
郎の交渉、結局、和太郎の言い値で決まった。
法外に安い値段で手に入れた築1年のアパート、諸般の手続きが
済み、賃貸したいが今のようなSNS全盛の時代ではなく、大学の
掲示板に広告を貼り、日本人留学生を中心に集客、いとも簡単に
満室、その後数年は安定経営、投資した金額は簡単に回収完了。
5年後、驚くほど速いバリの建築物の劣化、費用は安いが修理に
明け暮れる毎日で和太郎は疲労困憊、新規の入居者募集をするの
も嫌になり、徐々に入居率が下がり、何故か入居者の質も低下し
問題多発、和太郎のアパート経営の低迷期となった。
数年の低迷期を経て、修理に関する一切の仕事を従業員マーリン
に任せ、和太郎はアパートの経営に専念、隣の敷地にビラ3棟を
建てる作業を開始、最初2棟、1年後1棟、あっという間に満室
で投資の全額を回収、このビラ3棟がコロナ禍の入居者減少によ
る経営危機を救ってくれた。
ーーー 続く ーーー
↓チェンマイの昼食はいつもの海老クリームソース by 7-11