10年以上前、バリ島の和太郎のアパートに滞在した日本人のおじ
さんのお話、バリに家を建てたいが大変なので誰か代わりにやっ
欲しいとの希望で、知り合ったバリ人に仕事を任せ、自分は傍観
するだけ、待てど暮らせど家は完成せず、幸いにも土地は自分の
名義、しかし、建築費のほとんどは持ち逃げされた。
高齢の日本人女性の話、バリで車を購入、名義は女性が言うバリ
人の信頼できる男性の名義、1年後、税金や保険の更新をしたい
が男性が行方不明、幸いにも車は女性の手元にあり、今も同じ車
に乗っている。最初からバリ人の名義で車を買う必要は全く無く、
自分の名義で買えば良かったのだ。
バリ島で日本人絡みの失敗話はたくさんあるが、多くのケースに
共通するのが、調査不足と準備不足、多くの情報から正しいもの
を選ぶ作業を怠り、結局は、バリで知り合った信頼できるバリ人
という一番怪しい人間の意見に従うことになる。
さらに、彼らは一度の失敗ではなく2度、3度、同じ過ちを繰り
返し、失敗した原因を振り返ることをしない共通点、日本の詐欺
被害者と共通の傾向があり、予測する能力、危機回避能力が著し
く劣り、ある意味、限りなく楽観的、超前向き思考の人々とも言
える。
和太郎の狭い交際範囲で言えることは、バリで小さな仕事で失敗
する人はプライベートでも失敗が多く、単純な危機回避能力不足、
用心深さ、何かを達成する手順が間違えているだけ、仕事をする
能力以前の性格的な問題が大きいと思われる。
南国バリ島極楽生活は、用心深さが一番大切。
がんばれ、日本人!
↓チェンマイの昼食は久しぶりのカオソーイ