このブログの初期のほう、当時はヤフーブログだった。それにレストア日記を載せていたステップバン。
記事によると2009年に某オークションで落札して腕試しと暇な時間作って作業してました。
どうせやるなら限界まで切り刻んでみようと、例えばフロアなんかはセンタートンネルは残して左右製作したり
荷台フロア、クォーターインナーも製作したりと・・今考えるとよくやったなぁと思えるぐらい。
作業内容はブログ遡ってもらうことにして・・。
作業内容を記録としてブログにアップしていたらクラシックカー系の依頼が増えてきてしまい（良い広告塔に
なったのかな）自分のステップバンは手付かずになっていました。最近はこんな感じで物置状態でした。屋根下保管はしていましたが、ラッカー系のプライマーのせいか薄っすらサビも浮いてきてます。
もうこの先も作業はできそうもない、ならば誰か引き継いでくれる人を探せないか？
ホンダ系のクラシック仲間に相談していました。今年の夏前に連絡が入り関西方面に欲しい人が見つかったと。
ご本人と連絡とり現状を説明しました。詳しくはブログを見てもらうことにしてフロント回りのパネル溶接が残ってると話すと、溶接は不慣れとのことでフロントまで当社が仕上げることになりました。夏休みの暑い中久しぶりに
ステップバンを出してきて作業開始です。
元々フロントは事故していて変形していました。仲間がステップバン解体する際部品をカットしてもらい
確保していました。この仲間が今回のお話を持ってきてくれた方です。感謝。
まず悪い方をカットします。
フロントが空いた今！エンジンルームサビ取りのチャンス！
地金出そうとしてもクレーター状態のところは残ってしまいます。
そういえば腐ってたバッテリートレイも切ったままだった！製作しないと。
残ったサビはエポキシプライマーに頑張ってもらいます。綺麗になった。
製作。純正と形状違うけどすいません。
最初ノーズも付いたままASSYで溶接しようかと思ってたけどダメなことがわかり分解。
先にフロントパネル溶接。ボンネットは当時確保していた新品。
崩れてたボディ側の製作。
眉毛もチリ合わせて溶接。
ノーズも溶接。
やっとステップバンに戻った！やはり良いクルマです。
パテ仕上げはお任せすることにして、薄っすらサビてきたパネルの修正。再研磨してプライマーです。
この荷台フロア一度切ってフレームも直し、バックパネルもワンオフで作りました。
大変だったけど楽しかった。パテは入ってません。
フロアは1.2ｍｍで作った。若かったんですね今だと叩けない厚すぎ。
この段々パネルも作った。型紙、製作、溶接の繰り返し。
ステップインナーもアウターもピラーもタイヤハウスも・・。普通はやらない。
ドンガラ状態なので外した部品も半端ではない。コンパクトに収めるため部品を取付ます。
転がらないとダメなのでサスペンション組みます。ハンドルまわりも。
ルーフはウレタンサフェーサーで仕上げたので綺麗でした。
おじさん、ルーフ作業は大変なので。この雨樋の製作は悪夢でした。やってはいけない。
プライマー塗りまくり。
バッテリートレイで気を付けるのが電動ファンとのクリアランス。
大丈夫！欲張ってデカくすると失敗します。
シートも付けて、部品もなるべく室内に。
元々ついてたハヤシレーシングと10インチは流石にエアが漏れるのでダイハツホイル履かせました。
そろそろお別れです。
時間があれば作業してあげたかった。
よく辛抱してくれた。
君のお陰で作業の腕も上がったように思う。
お迎えが来てしまった。
載せられてしまった。でも晴れてよかった。さようならステップバン。出会えてよかったぞ。
綺麗になって路上復活したらまた会おうな。