夢のための金 | ひねくれ適当女子大生日記

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自分では誰よりも真面目に生きているつもりですが、それを言うとなぜか鼻で笑われる女の日記です。
客観的に見て、私の日常ってそんなに自由奔放に見えるのかを知りたくてブログを書いてみてます。
あの・・・私、一応努力してますよね?

母親に美大の学費について聞かれた。

私もあまりよく把握してなかったので、その場で調べたら私立は200万くらいした。

私は驚いたが、母親はそれくらいするでしょって言った。

母親は「お父さんも俺お金無いよって言ってた」と言った。

美大に行っても良いと言ったのは母親だった。

私は初め何度も「そんなお金無いでしょ」と言った。

でも母親は「お金ならなんとかなる」と繰り返した。

私は現実を捉えていない夢は、単なる現実逃避でしか無いと思っている。

だから叶わない夢なんか見たくない。

でも母親はお金は出す、大丈夫と言ってくれた。

母親がはっきり良いと言ってくれた時、私は部屋で1人で大泣きした。

自分が情けないのと、優しさが嬉しかった。

完全に諦めてた事に母親が待ったをかけてくれた。

私は夢を見る事にした。

それで昨日だって美大受験専門塾に相談に行った。

わくわくした。

泣きそうな程嬉しかった。

美大に行って良いんだよと言った母親に心から感謝した。

現実が、変わる気がした。

きっと出来ると思った。

その日の夜中です、母親が学費について聞いてきたのは。

「お金どうしようか」と言う。

いろいろ話をした。

バイトでお金貯めるとか、奨学金がいくら貰えるとか。

すると母親は椅子に横になってうたた寝を始めた。

「寝てるの!?今大事な話してるんだけど」と言うと、「え、本当?ごめん、ごめん。」と言う。

遠慮もあったので、「あの…どうにもならないなら諦めるよ」と言った。

「それで諦められるの?私は音大に行く時、お金無いじゃ諦められなかったけど」と言う。

少し大きな声で、「諦める、諦めないの問題じゃないの。明日死ぬって言われた人間が諦めようが諦めまいが、そいつは明日死ぬ。叶わない夢を見ても仕方ないでしょ。お母さんは夢を先に見て、現実がついてきたかもしれないけど、私は現実を捉えてから夢を見たいの。無い物ねだりはしたく無いの。いくら勉強してもお金が払えなければ大学には入れないじゃない。だから払えないと言われれば、諦めるしか無いの。」と言った。

金を払って貰う立場で偉そうに、と思ったが、言わずにいられなかった。

私はまた静かに、「だから無理って言われれば、私は諦めるよ」と言った。

母親ははっきり言ってくれない。

私は「そこがはっきりしないと、私は目指す意味が無くなっちゃうよ」と言った。

母親は、携帯でメールを打ちながら、「うーん、行かせてあげたい気持ちはあるけど、無理かもー。」と言った。

私は「…じゃぁやめる」と言って部屋を出た。

自分の部屋で大泣きした。

「美大に行って良いんだよ」と言われた時より泣いた。

子供みたいに声を出して泣いた。

記憶にある中でこんなに泣いたのは初めてだった。

母親を責めるのはおかしいって分かってる。

美大に行きたいなんて私のわがままなんだし。

でも、じゃぁなんで「美大に行って良いんだよ」なんて言ったんだよ。

なんで叶わない夢見させたんだよ。

叶わない夢を見て期待に胸を膨らませる私を見て、どうして平気だったの?

なんで簡単に「無理」なんて言えるの?

泣き続けて、しばらくして冷静にならなきゃ、という気持ちになった。

泣くな、泣くな、と自分に言い聞かせるが、また涙が溢れる。

それを繰り返してるうちに、少しずつ冷静を取り戻した。

まず、美大に行かなかった場合の自分の将来を考えた。

見えなかった。

まだグズグズ言いながら、次に自分が何がしたいのか考えた。

昼に見学と相談に行った美大受験専門塾のパンフレットを眺める。

泣きそうになるのを押さえて、よく見てみる。

やっぱり諦められない。

国立1本に絞ろうかとも考えた。

受からなければ国立に受かるまで浪人でも何でもしてやるよって気になってきた。

私は母親に頼り過ぎていた。

小手先で夢を手に入れようとしてた。

奨学金の計算や、今からバイトのお金を貯蓄したら受験までいくら貯まるかの計算をした。

母親にいくらまでなら出してくれるかを聞こうとしたが、やっぱりまだ目を合わせると泣きそうだったので、リビングの前でUターンしてトイレに入ってしまった。

「あー、何してるんだ、自分…」と思って、水を流したら…

トイレが詰まってる…。

水位が明らかに高い…。

もう1回流したら、更に水位が上がるので焦った。

で、仕方がないので、普通に「ままー、トイレ詰まったー。」と声をかける。

が、母親が来たら水位が下がる。

2人でトイレの前で「これくらいなら…」「でもさっきこんくらいまで来てた…」とボソボソ言いながら突っ立ってた。

…なんだ、これ。

なんか空気違うな、と思い、明日聞こうと自分の部屋にそそくさ帰ってしまった。

気分が更に落ち着いて考えがはっきりしたらまた話そう。