【八王子市】子安神社(2) | ぼっちあるき

ぼっちあるき

歩きながら考えてみた

子安神社に来ています。

 

 

境内には、大明神の池と呼ばれる湧水池があります。苔生した神明鳥居が建てられているので、この先の池は神域ですね。心して足を踏み入れたいと思います。

 

 

っと、ちょっと神妙な気持ちになりかけていたら、入口に鯉の餌が売られていました。ある程度の参拝者が見込めるので成り立つのかと思いますが、こういうのって、普段の餌やりはどうしているんでしょうね。販売数を見て判断しているのだろうか。

 

 

昔からある池なのですが、今はこんな感じなので人工池にしか見えません。ま、池って、湖や沼の小さいものと定義されているし、そもそも人工的なものではありますけどね。ちょっと無理があるけど、寝殿造を思い浮かべつつ眺めれば「いとをかし」かも。

 

 

ちゃんと厳島神社もあります。ちゃんとって言うのも変だけど、鳥居を潜りましたからね。

 

芸能の神として祀られている市杵島姫命。嘗ては境内に白蛇が棲んでいたらしく、弁天様の化身と言われていたそうです。典型的な神仏習合ですが、池と厳島神社と弁天様は相性がいいので、この姿を見るとなんとなくホッとします。魔除けの丹色も、美神を彩っているように感じます。

 

 

「コイのエサをハトに与えないでください」

 

あ~、コレはアレだ(カタカナ乱用を真似してみた)。お腹いっぱいな鯉が餌を食べてくれないから、飛んできた鳩にあげちゃうパターンだ。どんな生き物でも、餌を食べる様子は可愛いですもんね(一部肉食獣を除く)

 

もちろん皆さんお察しのように、いわゆる糞害が発生してしまうので、それに対するアラートでしょう。ただ、幼児に「なんでハトさんにエサをあげちゃいけないの?」とつぶらな瞳で聞かれたら、「可哀想だからハトさんにもあげよっか」ってなりがちな気がする。

 

あ、ちなみに錦鯉の姿はありませんでした。ノーマルな黒い鯉しかいなかったけど、隠れていたのかもしれません。もしかしたら、「餌を買って来ない奴には姿を見せてやらん」ってことだったのかもしれない。

 

 

湧水です。ぶくぶくと水が湧き出るだけですけど、動画はインスタにUPしてます。こういうのって、ずっと眺めていられます。前回訪れた茅ヶ崎海岸の波もそうだけど、単純な繰り返しって、なぜか飽きない。

 

きっと水遊びも砂遊びも、それが本来の人間の姿なんでしょうね。木登りや山登りもそうなのでしょう。それは食糧を求めて彷徨う旅だったのかもしれないけど、そんな生活をしていた人間は、自然に生かされていることを肌で感じていたように思います。

 

次回も境内探索が続きます。それではまた!