【府中市】本村神社 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

押立神社から東へ向かって歩きます。

 

 

押立文化センターが見えてきました。住宅街には似つかわしくない立派なビルですが、この辺りは嘗ての押立村の中心部に当たる場所なのです。言われてみれば、確かに住宅が密集しています。写真左側では、少子化で見かけなくなった子ども達が遊んでいて賑やかでした。

 

 

本村神社と龍光寺。本村神社は新田開発時に天王様を祀ったとされ、現祭神は天照皇大神、稲蒼魂命、素戔嗚尊です。本村という名が、押立の中心地だったことを窺わせます。龍光寺には、当地の名主であり代官となった川崎平右衛門定孝の墓所があります。

 

 

龍光寺の門前に庚申塔がありました。かなり風化してますね。

 

 

境内には二十三夜塔もあります。月待講の中でも最も盛んだった二十三夜講の本尊は勢至菩薩ですが、刻像は滅多にありません。ほとんど文字塔です。てかまだ見たことない。

 

月待講は、講中が集まって飲食をし、月を拝んで経を唱え、悪霊退散を願うというシンプルな民間信仰です。オールでパリピな庚申講よりは、真面目な人々の集まりのような印象を受けます。

 

 

お寺を出て調布市方面へ向かいます。道に落書きを見つけました。交通量の少ない生活道路ならではですね。落書きを見るのは稲城市の探索以来かな。子どもの姿が見えない社会に未来はないので、その気配を感じられるだけでもホッとします。国の宝は、留学生じゃないと思うのです。

 

 

「♪わが町調布」が流れてきました。行政による防災無線定時放送です。どの自治体でも流れますよね。なぜ曲のタイトルを知っているかというと、以前世田谷区に住んでいた時によく耳にしたからです。

 

という訳で調布市に入った訳ですが、そろそろ予報通り雨が降りそうです。このまま飛田給駅まで歩いていくつもりですが、もう一つだけ神社を訪ねたいので、そこまで天気が持ち堪えて欲しい。

 

果たしてどうなるか。続きは次回に。それではまた!