【八王子市】台町 | ぼっちあるき

ぼっちあるき

歩きながら考えてみた

萌え寺を後にします。

 

 

名残惜しいので、了法寺の宣伝カーのバックショット。こういう車が普通に街を走ってたら楽しいんだけどなぁ。僕は「♪バーニラバニラバーニラ」のトラックも好きですよ。でも都条例が厳しいから、最近は見かけないですよね。

 

普通の会話でも60db(デシベル/音圧や振動を表す単位)なのに、住宅地では40dbが基準値だからなぁ。自動車なんて、アイドリング中でも洗濯機や掃除機と同じレベルの音(約70db)出してるんですけどねぇ。DQNの車なんか100db超えてるだろうし。音出さなきゃ、別に問題ないと思うんだけどなぁ。

 

 

今日は「♪か・ぜ・強過ぎて」進めないは大袈裟かもだけど、つむじ風を見かけるくらいには強く吹いています。北風なので冷たいんですが、陽射しがあるのでダウンコートで十分凌げます。冬や夏と違って、春ってなかなか天候が安定しませんよね。

 

 

興岳寺の墓地まで戻って来ました。この先は中央線の線路が走っているので、跨線橋を渡ります。左手が墓地で、奥に見えているのは八王子学園です。

 

 

階段ではなく、オールスロープになっている跨線橋。「なかよし跨線橋」という名が付けられています。小学校の傍ならいざ知らず、八王子学園は中学・高校なので、ちょっと不自然なネーミング。しかも跨線橋の上からは線路が見えないように、高い壁で覆われています。

 

実はこの場所って、嘗ては踏切だったそうです。東京方面から来る下り電車だと左カーブになっていて、曲がり切らないと踏切が視認できない。つまり、人が飛び込んで来ても気付くのが遅れ、ブレーキをかけても間に合わない。

 

そうです。自殺の名所だったんです。ある時ここで電車に撥ねられた人がいて、その遺体はバラバラに四散したそうですが、頭部だけ見つからないという事がありました。いくら捜しても見つからなかったので、捜索は一旦打ち切られます。

 

後日、頭部は学校内のプールの中で発見されました。引き上げられた頭部は、目を見開いて笑っていたそうです。そこから心霊現象と思しき怪奇な事件が相次いだ為、プールは取り壊されています。踏切も撤去され、飛び降りが出来にくい構造の跨線橋が架けられたとのこと。

 

以前、八王子駅と高尾駅の間は、人身事故が日本一多いって話をしましたが、こういう話を聞くと、この土地に何かあるのではと勘繰ってしまいます。呪い云々というより、土地神(産土神や地主神)を鎮めることが出来ていないのではないかと。

 

現代にも陰陽師と呼ばれる人は40~50人程いると言われています。果てして安倍晴明のような霊力を期待できるか否かはともかく、この土地を支配する「気」を変える必要があるように思います。住んでる方には縁起でもない話ではありますが、科学的に解明されていない原因があるように感じるのです。

 

 

跨線橋を渡ると八王子学園です。西八王子駅南口から徒歩で通学していれば、跨線橋を渡ることは滅多にないでしょうね。設備の整った綺麗な学園なので、映画やドラマのロケにも使われることがあるそうです。全国レベルの部活動も多く、特に吹奏楽部は世界レベルのクオリティです。

 

 

南大通りに出て、東へと歩いていきます。「深さ10cm」の地下を電線が走ってるって、凄いですね。もちろん絶縁体に覆われているんだろうけど、「浸水したら感電するのでは?」なんて思っちゃいました。

 

ちなみに、八王子学園には「なかよし幼稚園」もありました。もしかしたら跨線橋は幼稚園由来の名前かも。どちらが先かは分からないですけどね。幼稚園児からすれば、階段よりスロープの方がいいですよね。

 

次回は信松院を訪ねます。それではまた!