【八王子市】鶴巻橋(1) | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

鶴巻橋から市役所通りに出て、北へ向かいます。

 

 

八王子市役所前を通過。八王子駅より西八王子駅の方が近く、しかも鉄路からは離れているという意外な立地。沿革を見ると、火災や戦災で何度も移転しており、1983年に今の場所になったようです。屋上からは"Tokyo Star Radio"というローカルFM放送の配信がされています。

 

 

鶴巻橋の袂に来ました。この橋には多くの銅像があります。最初に出迎えてくれたのは「乙女」と題された少女像。なぜか全裸にアコギという姿。成長期の女性の美しさを永遠に留めておきたいという気持ちと、思わず歌いたくなるような青春の日々の表現って感じかな。

 

 

松姫です。彼女の菩提を弔うつもりでやって来た八王子ですが、先程16時を知らせる「♪夕焼け小焼け」が流れてしまいました。日没まで後1時間程なので、今日はちょっと間に合わないかなぁ。萌え寺にも行けそうにないから、雪が溶けた頃にまた来ることにします。

 

 

北浅川と南浅川が合流して浅川と称されるのは、ちょうどこの辺りからです。八王子市民にとっては、「川と言えば」っていうくらいお馴染みの河川ですね。

 

 

橋を渡り終えた所には八王子像があります。八王子って、牛頭天王の8人の眷属神(相光・魔王・俱魔良・徳達神・良侍・達尼漢・侍神相・宅相神)なのです。八方の方位を護る神なのですが、あまりピンと来ませんよね。

 

ただ、八王子権現は山岳信仰と山王神道(天台宗)が神仏習合して誕生しているので、それぞれに本地(本来の姿)があり、それが「釈迦・文殊・弥勒・観音・薬師・普賢・阿弥陀・地蔵」と言われると、急に親しみが湧いてきませんか。神仏習合って、日本人の智慧の結集のような気がします。

 

 

鶴巻橋を渡って、浅川沿いに西へ向かっていたら、雪だるまにガン見されました。てか、ここ駐車場なんですけど、アスファルトの上でも溶けずに残っているのって凄くないですか。何かが宿っているとしか思えない。

 

そう思って改めて見ると、修行中の高僧のようにも見えてきます。なんか背筋がぞっとするけど、八百万の神の国では、こうして集められた雪に魂が宿っていても不思議はない。もし何か思いを込めて作ったのであれば尚更です。っていうのは、ちょっと想像が過ぎるかな。

 

次回はメタセコイアの化石を探しに行きます。それではまた!