長津田の丘陵地を歩いています。
三叉路に、鳥居の建つ祠がありました。東名高速の横浜町田インターへの抜け道になっているのか、定期的に車が来るので、この写真を撮るにも少し時間が掛かりました。右に「凍結スリップ注意」の看板がありますが、この感じだといつかこの祠へも車が飛び込んで来そうです。
ここも椿稲荷と同じく鳥居が低く、さらに祠も奥まった所にあるので、二、三度頭をぶつけながら撮った写真です。なんかちょっと心霊っぽくなっちゃったけど、これは紛れもなく庚申塔ですね。お米がお供えされていて、令和も江戸期も変わらない光景を見ることが出来ました。
さらに山道を進んで行きます。私有地ではないっぽいけど、あんまり人が通る道ではなさそうです。ちなみに凍結注意の看板があった所の左手の道です。三叉路って言いましたけど、こっちは車の通行は出来ません。もちろん僕は大歓迎。こういう道は、歩いてるだけでテンション上がります。
野生の庚申塔があらわれた!
▷たたかう
▷にげる
▷おどる
▶しゃしんをとる
いやホント、野生の庚申塔って感じで、突然現れたのですよ。しかもこれ、地蔵庚申塔です。念佛講の文字も見えます。三猿がいるから庚申塔だと思うけど、ただ単に三猿を合体させただけかなぁ。あ、でも庚申の文字もある。庚申の夜に念仏を唱えていたって感じですかね。
丘陵地を下りて、道正(どうしょう)トンネルにやって来ました。「わざわざブログタイトルにする程のトンネルか?」って言われそうですが、実はここ、知る人ぞ知る心霊スポットなのです。
今はご覧の通りで、見通しの良い綺麗なトンネルになってますけど、2000年までは車1台がやっと通れるくらいの小さなトンネルだったそうです。夜このトンネルを通ると、車の窓に手形が付いたり、うめき声が聞こえてくるんだとか。
道正トンネルが心霊スポットと言われる理由の一つに、北側出口左手に横浜市北部斎場があることが挙げられます。火葬場もあるので、「うめき声が聞こえてくる」なんて噂が立ったのでしょう。ちなみにこの曲がり角には、女性の幽霊が出るとも言われています。
場所が場所だけに、夜だと一層そんな気持ちになってしまうんでしょうね。僕は日中で、それなりに交通量があったから霊気は感じなかったけど、さすがに夜ここへ歩いてくるのは憚られます。トンネルって心霊スポットになりがちですが、ここはなんだか信憑性があるように感じました。
次回はひたすら西へ歩いて、横浜町田インター方面へ向かいます。それではまた!