【中央区】水天宮(2) | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

水天宮に来ています。

 

 

参道になっているビルの壁に埋め込まれた随身(随神)像。元は貴族の警護に当たる令外官(りょうげのかん)ですが、神社では祭神を守っています。

 

 

水天宮には、古事記で最初に登場する天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)の他に、三柱が祀られています。その三柱とは、壇之浦の海に沈んだ安徳天皇(享年6歳)と母親の平徳子(のりこ)、そして祖母の平時子です。

 

時子は孫を抱いて海に身を投げて自害(異説有)、徳子は生き残って出家し、建礼門院となって一族の菩提を弔ったと伝えられています。平家滅亡の悲劇に思いを馳せると、美しい随身像の表情に無念さが滲んでいるようにも見えてきます。

 

 

参道の階段を上がっていくと、迫力のある狛犬が鋭い眼光を向けてきます。ただ、天井ぎりぎりなので、ちょっと窮屈そうではあります。

 

 

こっちもちょっと狭そうな感じ。背中を向けている子どもの脚が、筋骨隆々ですね。

 

 

カメラを正面に向けると社殿が見えます。左側の柱は鳥居です。

 

 

鳥居もこんな感じで建っていて、外からは全容が窺えません。

 

 

ビルに囲まれていて、なんともシュールな光景ですね。地価を考えれば、鳥居や狛犬が窮屈になってしまうのは致し方ないでしょう。また、ソーシャルディスタンスなんて確保できないので、皆さん普通に並んでいます。個人的には当たり前な光景なんですけど、マスコミ各社には歯痒い画でしょうね。ホントはもう、ノーマスクでもいいと思うんですけどね。

 

次回も境内探索が続きます。それではまた!

 

P.S.

小寒(寒の入り)が過ぎ、今日は都内も雪の予報が出ています。弱毒化したウイルス感染の心配なんかより、風邪やインフルエンザに罹らぬよう、暖かくしてお過ごし下さい。