【中央区】浜町緑道 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

明治座から浜町緑道にやって来ました。

 

 

入口で弁慶が迎えてくれます。この緑道は嘗ての浜町川の暗渠で、人形町と浜町の境になっています。水の都だった江戸にはたくさんの運河が造られましたが、浜町川は神田川と隅田川を結んでいました。

 

 

浜町川は、振り袖火事(1657)で焼失するまで存在した遊郭(元吉原)から、遊女の逃亡を防ぐ御歯黒溝(おはぐろどぶ)の役割も果たしていました。

 

 

ここに歌舞伎の演目である勧進帳の弁慶像が建てられたのは、遊郭が日本堤へ移されて後に芝居小屋が並び建ち、歌舞伎や人形浄瑠璃が盛んだったという歴史に基づいています。

 

日曜日から始まる大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、元中日ドラゴンズのピッチャー郭源治を父にもつ佳久創(かくそう)さんが弁慶を演じます。主人の義経が菅田将暉なので、どちらも注目のコンビになりそうです。

 

 

浜町公園や公園通りは、休日とはいえそれなりに賑わっていましたが、ここはいいですねぇ。人の気配がありません。やっぱり車が通らない緑道は最高です。都市部での歩車分離は、もっともっと進めていって欲しいと思います。そもそも1tの鉄の塊と人間が同じ道を利用してるのって、リスクヘッジの基本が出来ていませんからね。

 

 

人がいない代わりに、鳩がハンミョウのように道案内を始めました。餌を欲してこちらを向くでもなく、淡々と前を歩いていきます。スピードを合わせて付いて行きます。

 

 

おやおや。結局出口のゲートまでナビゲーションしてくれました。しかも最後は飛び立っていくではありませんか。まるで鳩の恩返しのようです。なんか鳩にしてあげたことあったかな。悪さはした覚えはないけど…。ちなみにこのアーチは、春になるとローズアーチになります。途中の枯木は桜なので、春には大勢の人で賑わうのでしょうね。

 

次回は水天宮へ行きますよ。それではまた!