【中央区】荒汐部屋 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

日本橋浜町を探索しています。

 

 

清正公寺からほど近い所にある荒汐部屋にやって来ました。稽古時間ではないので、ひっそりとしています。自転車1台分の隙間があるので、そこからちょっと中を覗き込んでみます。

 

 

おぉ!当たり前だけど土俵がある。ビルの1階に土があって土俵があるのは、なんか不思議な気分です。

 

と、覗き込んでいたらお相撲さんに声を掛けられました。振り返ると、そこにはチャリで部屋に戻ってきたお相撲さんがいます。相撲取りは十両以上を関取と呼び、幕下以下は力士養成員が正式名称です。褌担ぎや取的と呼ばれていたこともありますが、今はあまり言わないようなので、ここではお相撲さんと呼ぶことにします。

 

声を掛けてきたのは若いお相撲さんで、浴衣姿でした。僕が覗き込んでいた場所は、そのお相撲さんの駐輪スペースだったようです。お詫びしてその場を離れると、「初めてですか?」と気さくに話しかけてくれました。その後、部屋によっては俵の無い土俵だったり、徳俵もあったりすること等を教えてもらいました。

 

もうね、一気に荒汐部屋推しになりましたよ。荒汐部屋の親方は元蒼国来(そうこくらい)で、中国出身力士としては初の親方です。部屋には、若隆景と若元春の二人(兄弟)の幕内力士と十両力士の荒篤山(こうとくざん)がいます。初場所は是非この三人に注目してください。

 

気さくに話しかけてくれたお相撲さん、ありがとうございました。

 

 

荒汐部屋から明治座にやって来ました。ここも浜町公園からすぐの場所です。どう見てもオフィスビルですよね。このビルは浜町センタービルで、低層階(1階から6階)に明治座が入っています。江戸期の喜昇座に端を発する明治座は、1993年から高層ビルの中の劇場となりました。

 

 

ビルの敷地の片隅に笠間稲荷神社がありました。日本三大稲荷で知られる笠間稲荷(茨城県)の東京別社が近くにあり、その分社として勧請された神社です。

 

日本三大稲荷と呼ばれる稲荷神社は、全国に14(2寺院含む)あります。伏見(京都府)と豊川(愛知県)と、あともう一つは地域によって違うようです。関東ではやはり、笠間稲荷ですね。

 

 

美しいお供えです。新しい榊に白い器と盛り塩。お供えの見本を見ているようです。場所柄、明治座に出演する芸能人もお詣りしていることでしょう。ガラスで閉じられているのは残念ではありますが、文化を知らない外国人も多く訪れるでしょうから、これがベストな状態でしょうね。

 

 

梅沢富美男さんの新春公演はいかにもって感じですが、紀香とマツケンが共演するサザエさんて、ちょっと観てみたいですね。ねこ娘が上坂すみれで、ねずみ男が藤井隆のゲゲゲの鬼太郎(夏公演)も気になります。

 

次回は浜町川の暗渠を歩きます。それではまた!