三宝寺池の周囲を歩いています。
水神社の前に来ました。祭神は水波能売(みずはのめ)命です。前回訪れた穴弁天と共に、厳島神社の境内社になっています。
大木が倒れ込んでいて、参拝者に否応なしに頭を下げさせる参道。ちょっと威圧感がありますね。「おいそれと近付くな」と言われている感じ。
祠に掛けられた鍵をよく見ると、龍の形をしています。龍は水の神ですから、この祠の中か、あるいは三宝寺池に龍が棲んでいるのかもしれません。「そんな馬鹿な」と思ってしまいがちですが、「神は人間の目には見えない存在であり、修行を積んだ者が感得して初めてその存在を知る」という伝承に従うと、あながち大袈裟な話ではないとも言えるでしょう。
池の周囲に張り巡らされた木道を歩きます。太い枝が剪定されていますが、伐採せずに残された木に遭遇しました。ただ、幹のサイズにジャストな穴なので、今後どうなるのかちょっと気になりますね。
石神井城址の碑が建てられた場所にやって来ました。豊島泰経を城主とする石神井城は、太田道灌によって攻められ、今は土塁と空堀が僅かに確認できる程度です。
城址近くで見つけたネコヤナギ。コブシかもしれません。よく似てますよね。ちなみにネコヤナギの花言葉は「自由」で、猫のイメージそのものです。
次回は橋を渡って、池の反対側を歩きます。それではまた!