【練馬区】厳島神社 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

氷川神社から三宝寺池へ向かいます。

 

 

足に優しい土の道。マラソンコースはアスファルトが当たり前になっていますが、土の道を走った方がタイムが出るような気がします。野球場の人工芝もコンクリートやアスファルトの上に敷設されるので、選手寿命を短くしているという指摘があります。メジャーでは天然芝への回帰が進みましたが、採算重視の日本は、まだまだ人工芝が主流です。それって、働き方改革に繋がっている感じがしますね。

 

 

穴弁天社に到着。施錠されていて中へは入れませんが、奥に10m程洞窟が続いており、三宝寺池の底で発見されたと伝わる宇賀神の像が祀られています。宇賀神は弁天様と習合したので、宇賀弁財天とも呼ばれます。

 

 

三宝寺池に建つ厳島神社。木の枝のフォルムが美しく、惹きつけられます。年輪の幅が毎年違うように、様々な環境要因がもたらす自然の美は、人間が思い描く形を超えた芸術だと思います。それを人工的に表現する盆栽も、日本が誇れる芸術と言えるでしょう。

 

 

明治から大正にかけて、近隣の稲荷神社や愛宕神社、御嶽神社が合祀された厳島神社。現在の社殿は、昭和五十八年(1983)竣工の鉄筋コンクリート造です。主祭神の狭依毘売(さよりひめ)命は市杵嶋(いちきしま)姫の別称で、宇賀神と同じく弁天様と習合しています。

 

 

社殿の右手にある東屋。

 

 

その東屋から見た三宝寺池。井の頭池や善福寺池と並ぶ武蔵野三大湧水池です。嘗ては弁天池と呼ばれていたこの池は、昭和三十四年(1959)に公園として整備されました。ずっと見ていたい景色ですが、袴姿の彼女を被写体に記念撮影をするカップルが来たので退散します。

 

次回は池の周りを散策します。それではまた!