なにをもって ”認知症が進んでる” と認識するか | Life Essence(Care diary)

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何かおかしい。。。
そう思い始めてから半年後、
アルツハイマー初期と診断された父。
そして私は乳がん発覚。。。
認知症が発覚した当初からの、
父の日常と私の思い、
そして乳がんのことを綴った日記です。


先日、父の薬をもらいに

今回は、私一人で病院に行ってきました。


父の通う病院は

薬をもらいに行くといっても

必ず診察を受けなければいけません。



本人がいないのに。。。



なのですが、

唯一、本人のいない状態で、

家での父の状況を話せるチャンスです。




デイサービスでは積極的に動いて、

愛想もよくて明るいのに、

家では部屋にこもりがち。

外と家の様子は真逆。



そりゃぁ、認知症はそんなもん。




家では何にもしない。



認知症は基本的に

意欲がなくなることは当たり前。




ふと急にそわそわしたり

急に走り出したりする。

身体は元気。。。体感がすごいんです。



認知症の人はそんなもん。

家族が油断をしているときに限って

びっくりするような元気ぶりを発揮することが多い。




右も左も気にせず道路を渡る。

自分の目的にまっしぐら。




それが認知症。。。




病院に行くのを嫌がる。




いやなことは避ける

それは、認知症だから。。。



最近では家でお風呂に入らなくなった。



お風呂に入らなくなるということは。。。

認知症が進んできているという一つの目安。




見た目は普通に見えていても

身体が元気でも

何もかも、

家族が声掛けをしないとやらない、

ということは、

認知症が進んできているということ!!




着替えにしても、

整理整頓にしても、

見た目ではちゃんとやっているようには見えてましたが、

言われてみれば、

少しではありますが、

時間がかかるようになってきているような気もします。




認知症はそんなもん。。。



と、かなり連発され、



そんな言い方で片づけんと、

私の愚痴も聞いてよ!!



と、ちょっと萎えておりました。




今までずっと

要介護1レベルの認知症は

どんな状態が進んでるといえるのか、

今の父親の状態では明確ではありませんでした。


ざっくりみると

初めて介護認定を受けた当初と

極端には変わっていないようにも思えるし。。。

でも、違うような気もする。。。

曖昧です。



だからこそ当初と同じように接してもいました。




私の中で、

認知症が進んでいる見極めの認識が


トイレが自分で行けなくなる


とか、


ご飯を食べたのに食べてない


とか、



世間一般でよく聞く

認知症の症状の例にあてはまるようになって

初めて実感できそうな気がしていたのです。




でも、

萎える言葉を連発しながら話してくれた先生の言葉は、

意外にも、

私の認識を変えてくれることになったのは事実。




確かに。。。

声掛けしたらそれなりに動くしな。。。






最近自分でやらなくなった、

お薬ポケットへの薬の補充。




お薬もらってきたから

いつものところに入れといて!!




私が必要な数だけ薬を出して

父の手でポケットに入れてもらうように言いました。


朝の薬は自分でポケットからとって

薬を飲んでいることもあり

意識があるのでしょう。

まず、朝の薬を入れ始めました。


残りのお昼と夜の薬。


いつもデイの職員さん管理のもと、

手渡しでいただいて飲んでいます。


お昼と夜の薬はどうしたらいいのか

わからなくなっていました。



しばらく自分で入れていないから忘れたのか、

やり方が分からなくなったから

自分で入れなくなったのか

どちらかはわかりません。



明らかに

ざっくり目線ではなく

具体的目線で見ると

先生のおっしゃった、


認知症が進んでいる


という状況が理解できたような気がします。




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