やっぱり、プロ野球選手。
小学校へ入学する前。
6歳の僕は、父と母と妹、それにうちでアルバイトをしていたお兄ちゃんの5人で、ジャイアンツのホームグランド、後楽園球場(当時)に連れて行ってもらいました。
1984年のことです。
初めて観る生の野球場とプロの選手達の姿は強烈でした。
対戦カードは読売巨人軍対広島カープ。
槇原と川口の投げ合いで、緊迫する投手戦。
試合を決めたのは、巨人の4番、原辰徳選手のツーランホームランでした。
3ー1で巨人の勝利。
「あの選手は誰?」
「原っていう選手だよ」
母と交わした会話は、鮮明に覚えています。
以来、僕のヒーローは、4番・サード・原、となりました。
浅川智仁