保険はムダだらけ FP乾の保険講座 -4ページ目

超低出生体重児

【番外編です】

*保険は関係ないので興味ない方はとばして下さい



昨日、ようやく確定です!

次男が今日退院することになりました!


入院して約3ヶ月。

どうなることかと思いましたが無事退院まで来れました。

これから迎えに行ってきます!



出産というと、1歳の長男の出産に立ち会った時のことを思い出します。

あまり精神的に強くないので、出産には立ち会わないと決めていたのですが、仕事を早めに切り上げて駆けつけた分娩室から聞こえる妻の声を聞き、迷わず立ち会った日を思い出します!


出産中は痛さでどこか逝ってしまうのではないかと思う程でしたが、翌日にはその痛みを忘れ「また産みたい♪」って妻には逞しさを感じたことを思い出します(笑)


1月に次男を出産したのですが、次男は帝王切開で立ち会えなかったので僕には長男の出産の思いが強いのだと思います。



今日の主役はこの1月に産まれた次男。


正月を過ぎた1月6日に体重1000グラム程で産まれました。


なぜこんなに小さかったかと言うと、元々の出産予定日は4月10日。


本当ならまだ産まれてないのに、3ヶ月以上も早く産まれました。



この3ヶ月本当に心配で仕方なかったですが、ようやく退院できることも決まったので、ようやく胸をなでおろすことが出来ます。


この体験をこれから出産を迎えられる方や同じような状況に立たれている方の希望に繋がれば…と思い掲載することにしました。



事の始まりは、昨年の11月中頃。


妻が出血があるということで病院に通っていたのですが、地元の産婦人科の診断では「安定期に重いものを持ったり(長男をだっこ)、走ったり(逃げ回る長男を追いかけたり)しているのが負担になっているのだろう」との判断でした。


しかし、出血はどんどん酷くなり12月末には「血が質が良くないので安静を確保する為にも2・3日入院しましょう!」となりました。


点滴を打ち、病院で安静にしていると出血も徐々に収まっていたのですが、2日後に大量出血。


原因も解らず、産婦人科では見切れないということで大きい病院に転院することになりました。



当初運ばれる予定だったのは、住まいから約50キロ離れた赤十字病院。近場のもう一つの病院は満杯だそうです。


救急車で搬送されることになり、僕は荷物をまとめに一旦家へ戻ったんですが、急遽近場の総合病院に受け入れの体制が出来たとのことで隣の市の大きな病院へ入院することが出来ました。


後々、妻が看護師さんから聞いたことによると、ニュースなどで妊婦さんが病院の受け入れ拒否によりたらい回しにされ亡くなられたりするという報道。


その状況に成りかねなかったそうなのです!



早産の可能性も十分考えられるので、病院側は産科と小児科が両方の体制が整っていないと受け入れられないそうなのです!


産科がOKでも小児科が無理ならNG。それが逆でもNGだったそうなのです。



運よく、入院中の赤ちゃんの退院が見込め、受け入れて頂けることになりました!


この時、妊娠25週目。



運ばれた先は腕が良いと評判の小児科のドクターがおられる総合病院。


しかし、ここの検査結果でも、異常は見られず点滴を打たれ安静にと…

妻はタバコもお酒もしなく、いたって健康優良体です。

特に早産しやすい体なわけでもなく、胎盤の位置が悪かったわけでもなかったらしいです。



出血の原因も解らないまま、とにかく安静にしておこう!と入院生活が始まりました。


3日、4日程入院しても出血はいっこうに引かず、少し良くなったと言ったと思えばまた大量の出血。


普通の妊娠でも原因不明の出血はよくあることらしいが、この安定期の出血はやっかいなことを引き起こすサインである場合が多いそうなのです!



案の上、子宮が開きかけているので早産は確実と言われていました。


とにかく1日でも長くお腹の中でベイビーが成長できるようにと、絶対安静とトイレにも行ってはダメになりベッドに寝たきりの生活です。


食事の時に少し体を起して良いぐらいでしたが、出血を抑える薬やお腹の張りを抑える薬を点滴に混ぜて打たれ、薬が強すぎて起き上っているのもシンドイ様子でスプーンを持つ手も常に震えていました。


なんとかしてあげたいがドクターの理想はなんとか、妊娠28週を過ぎるまではお腹の中に居させたいと…


見守るしかありません。自分の無力さを痛感しました。


とにかくあと3週間はお腹に居て欲しいと願い、長男とママのいない寂しい正月を過ごしていたのですが、正月を過ぎた1月6日の夕方。


またしても大量に出血し、破水したのです。



「お腹を張る薬の投薬量は限界値を超え、もうこれ以上は置いておけない!」


「今、取り出す方がベイビーを元気な状態で取り出せる!」


「これから帝王切開を行いましょう!」


あまりに突然の出来事でした。



その日で妊娠26週と5日。


検診での体重はおよそ1000グラムに達したところでした。


予定日を3ヶ月も早く出産なんて聞いたこともありませんでしたし、エコーでもようやく人間の姿に見てとらえられた頃だったと思います。



無事、出生の確立は50%


帝王切開の手術の負担によって、ベイビーの体力が耐えきれない可能性もあると言うのです。


そして、その50%で産まれたうちの更に50%程は合併症などで命を失うこともあると…


唖然でした。


そのまた80%(逆の20%だったかもしれません)は失明の可能性や肺の発達不足から脳への障害になるかもしれないと…



選択肢は2つ。


今、元気な状態で取り出してあげて、ベイビーの生命力にかけるorお腹の中でどうにかなることを祈るか…


妻にその可能性があることと再確認し、2人の気持ちを確かめドクターにお任せすることにしました。



まずは50%:50%


最初の関門です。



あよそ1時間半の手術を終え、妻は無事病室に帰ってきましたがベイビーは治療を受けていると言います。


手術の緊張から解放された妻は眠りにつき、それから3時間半程経過したころ、看護師さんがやってきました。


「ようやく一段落着きました。お父さん、見に来てあげて下さい」


最初の関門を乗り越えました!



NICU(新生児特定集中治療室)に向かい、手洗い、うがいをしマスクを装着し入室すると、保育器の中で眠る一回り小さい赤ちゃん達の中でもひときわ小さい我が子。


周りには9種類程の注射がセットされています。


呼吸を補助する器具など、小さい体に注射も混ぜ何種類もの管が張り巡らされています。


腕や足は僕の人差し指程の太さで、足は僕の親指の一関節程のサイズです。


手の指はつまようじ程の太さで全てが超ミニマムです。



合併症なんて聞くと、その日は触れることも怖かったので「頑張れ!」と声をかけ祈ることしか出来ませんでした。


体重1038グラム、身長35.5センチメートル


取り出した後は体重が一旦減ります。と聞いていましたが、


体重は1038グラム→980グラム→860グラムへと…



28週までは全く安心が出来ない!と言われていた我が家の次男。


その後、ドクターや看護師さんのおかげで順調に成長し、ようやく昨日体重が2400グラムを超え無事退院することになりました。


看護師さんもこんなに何事もなく育ってくれるなんて知らない!と驚くほどの成長ぶりです!


年末年始に妻がいない僕の気持ちを察し、いち早く出てきてくれたのかもしれません(笑)


これから兄にも負けず、元気に育ってくれることを祈ります☆




保険はムダだらけ FP乾の保険講座-takuma
    (生後3週間後の我が子)



*また、この時にかかった費用などは追々掲載しようと思います*






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