出勤して、チラシ蒔きの準備をしていると、
「営業部を総括している部長が来ている。挨拶したことあったっけ?」
と係長から聞かれたい。
すると、
「ないです。」
と答えた。
そして、
「今、いるから挨拶しに行こう。」
と言われたので、脱いであった、スーツの上着を着て、
上司と一緒に挨拶に行った。
別室へ移動し、部屋に入った。すると、営業を総括している
部長がいた。その人は、体格が大きく、どっしりとしている
印象を受けた。
なんとなく、関口房一に似ていた。
気がつくと、1対1になって、話しが始まっていた。
前に座っていた上司は、どうやら、自分の今までの行動を
直属の上司から報告を受けていて、その分析結果を話してくれた。
「君は、細かいことに気にしすぎる。」
最初は何を言っているか分からなかった。
話を聞くと、私がチラシを蒔いた数を1枚単位で
報告しているのが引っかかったようだった。
その、部長が言うには、
「頭で考えてから行動をするのではなく、行動しながら考えろ。
チラシの数を数えながら作業すると、作業が遅くなる。
一心不乱に行動しろ。」
と言っていた。
自分としては、自分の現在地をより詳細に見るためと、
説得のために細かく調査しているつもりだった。
部長が言うには、考えている時間があれば、1枚でも多く
チラシを蒔くことだ。
今1週間にチラシを2万枚蒔いても、お客さんが2件マンションを
見に来るかどうかの反応らしい。
私自身としては、
「それって、チラシを売れるチラシに書き換えれば、
反応が高くなるんじゃないの?」
と思った。
しかし、多くの人にチラシを蒔かないと多くの人に
新築マンションを知らせることも出来ないのも事実なので
全部は否定できなかった。
その後、部長は、不動産を宣伝するのには3つあって、
1つ目は、散らし蒔き。
2つ目は、電柱での張り紙。
3つ目は、飛び込み営業。
特殊例は、紹介。
らしい。
う~ん、個人的には、今紹介しているマンションにお客を
呼べるなら、他の手段を使ってもいいんじゃないかな。
なんて思った。
特に、特殊例扱いされている紹介を利用すれば、いいのに。。
他にも小予算で出来る広告を出してもいいのでは?
とかも考えていた。
今はトップセールスパースンを目指すために、
経験も必要なので、目の前のことに全力を注ごうと思った。
さらに部長の話は続いた。
部長は過去、チラシを蒔く時、とにかくたくさん蒔いたようだった。
マンションや団地のポストに入れることは当然だが、他にも
一軒家や自転車のかごに入れたりもしていたそうだ。
普通、自転車のかごには入れないだろ。と心の中でつっこんだが、
その結果を聞くと驚いた。
月に1~2件売っていて、最高は月7件の物件を売ったらしい。
思わず、「すごい!」
と心の中でうなずいてしまった。
他にも教えれくれたことは、
営業マンが会社に対して利益を出すには、
年収の5倍の売上げをすればよいらしい。
例えば、年収が260万なら1300万円の売上げをすればよい。
他にも、休みは基本水曜日だけだが、1件物件を売れば、
他に休みを取れることが出来る。
また、物件を売ったときのインセンティブが
大企業に比べたときに大きいことも教えられた。
私自身本当にまだまだ未熟です。
でも、トップを目指します!