イタリア・ボローニャからは1時間30分ほどで、
パリ・シャルルドゴールに到着、
ここで帰郷便に乗り換え、
14時間のフライトを経てようやく故郷に到着する。
エールフランスの手厚いサポートで、
帰郷旅は順調に進んだ。
パリを飛び立ち中央アジア・中国上空から、
日本へと飛行を続ける。
ここからは再び漆黒の中を東へ向けての夜間飛行。
晴天の関西空港には午前9時半無事に到着、
「元気、良く帰って来たね」
多くの関係者の出迎えを受け、
患者さんへは労いの日本語が飛び交う。
故郷までは陸路で移動、
イタリアからの「長途の旅」は午後1時、
故郷、京都で無事に完結した。
「生きとし生けるもの」は「還るべき場所」
を持っているはずである。
それが何処であるか、私達には判らない、
しかし、そこが何処であっても、
途方に暮れ困っておられる皆さんが、
「還るべき場所」と選ばれた所にお連れする、
それが私たちの仕事である。