最近のアエロフロートについて考える | 飛行機に乗って

飛行機に乗って

飛行機が好きです。
機種とかよりも航空会社やエアライングッズ、空港が好きです。
旅先で乗った飛行機や、使った航空会社、集めているエアライングッズについて、報告します。
行先は東欧・北欧と偏りがあるので、あしからず。
利用する航空会社は主にスカイチームです。


飛行機に乗って-Aeroflot



SUの評判はかねてより芳しくないものがあるが、

一方で、前評判が悪いと、実際に乗って普通だった場合、

結果として好印象になることがある。


現に、何も期待していなかったのに、案外サービスが普通で、またはよくて驚いた、

という人を何回も聞いたことがある。



2010年に3往復した飛行機はすべてSU。

すっかりSUに慣れたが、

久々に「西欧の」フィンエアに今年3月に乗った際、

「西欧」ならではのサービスと心遣いに最初は気をよくしていたが、

ふと思い出したのが、

フランスを頻繁に行き来しているであろう方の

「SUはサービスが過剰すぎなくてよい」という意見。


しっかり確認していないが、

ドリンクとミール、軽食、免税品販売の他に、

ドリンクサービスのために機内を見回る回数はSUは少ない。


また、ドリンクを頼むためにボタンでCAを呼ぼうとしても、

来てくれない、もしくは愛想を悪くされて、自分の心が弱くなる機会を避けるため、

自分からギャレーに行く。

運動になるし。


行った先のギャレーでも、CAは座って読書や雑誌を読んでいる可能性が高い。


でも、キャビンを見回りされることが、

気になったり、睡眠の邪魔になる場合もあるだろう。

「ドリンクはいかがですか」の質問に

「結構です」と断るのが面倒という人もいるだろう。


SUのCAはやるべきことはちゃんとやってくれるし、

何よりロシア語、ロシア人の気質をそれなりに知っているので、

CAに親近感があるのは確かかもしれない。


逆にロシア語やロシア人の気質を知らないでSUに乗ると、

(SUのモスクワ経由でトルコや西欧に行く団体グループにありがちかもしれません)

あまりいい印象を持たないのかな、とも思う。



SUの制服は、個人的にかっこいいと思う。

男性には見たところ、夏冬の区別がなく、

ネクタイと袖部分に大きなツタのような模様が施される。


今回初めて見た女性のオレンジの夏服は鮮やかそのもの。

冬服は自分の視覚が正しければ、

男性と同じ黒に近いグレーで、同じく袖部分に大きなツタのような模様がある。


搭乗時のウェルカムでは、女性は帽子をかぶっているが、

これが少しレトロで、ミリタリーぽくてかっこいい。

ちなみにこの帽子はウェルカムとフェアウェルの際のみ着用。



日系の航空会社より男性のCA率が高いのは、

機内の警備要員の役割があるのだろうか。

どの男性もやはり大柄だ。



リーマンショックの2008年まで日本人乗務員がCAとして乗務していたことが有名だが、

やはりSUは彼(女)らを戻すべき。

日本人が一人いるだけで、いかに日本人(特にロシア人をよく知らない人)がほっとすることか。


この2,3年ロシア人の日本語アナウンスが気になる方も多いはずです。

うまい人とうまくない人がいるみたいですけど。



これはCAの話で地上職はまた別の話。


SUの日本支社についての言及はいろいろな理由でとりあえず避けるが、

成田のカウンターの方々は申し分ないです。

一回にマイル積算を忘れられたことがあったけど、笑。


モスクワのカウンターの人は、普通だが、

昨年末の空港の混乱時での対応は、

各個人というよりも、指示系統に問題があったように思える。

これについては、またの機会に話したい。


機内食は成田発のほうがおいしい印象がある。

6月搭乗時の、モスクワ到着前の夕食のラビオリが最高に美味だった(写真)



飛行機に乗って-成田発機内食ラビオリ


モスクワ発で、東京到着前の朝食には必ずブリヌイ(クレープ)を選ぶ(写真)

中身はベリージャムだったり、カスタードだったり様々だ。



飛行機に乗って-モスクワ発機内食ブリヌイ




世界でおそらくSU機がまとめてこれだけ見られるのは、もちろんモスクワSVO空港のみ(写真)



飛行機に乗って-SU機



スカイチーム塗装のSU機もあった(写真)



飛行機に乗って-SUスカイチーム塗装