子供の頃、「いただきます」と言ったのは小学校の給食くらいで、

お弁当を食べるようになって、からきし言わなくなっていました。



手を合わせて目の前の食物に対して「いただきます」という、

なんとも儀式的、形式的で意味の感じられないものだと思っていました。



それが最近、この儀式は瞑想につながるんだと気がつきました。

外食をしてお金を支払ったりという経緯はあるにしろ、

今、目の前に自分のために用意された食べ物があるということは、

瞑想的にその瞬間だけ切り取ると、それは実は奇跡的なことなんだと感じられたのです。

(自分はただ存在しているだけなのに)食べ物が存在している。

その奇跡的な状況に感謝という瞑想をするのです。

いつもいつもそう感じる、というわけではないのですけれども。



お金を払っているのだから当たり前だ、と、現実的には考えてしまいますが、

お金というものを取り払った瞑想の世界は、ただ感謝・ただ感動の世界だと思います。

お金という記号を超えた社会的な価値の源泉はそこにあると思っています。

いただきます瞑想は、そんな桃源郷の世界をちらりと垣間見せてくれます。
社長命式診断第7回いきます!
めまぐるしい成長を遂げているフリーマーケットアプリ「メルカリ」。
そんなアプリを運営する会社を立ち上げたベンチャー精神あふれる社長の命式を拝見します。

山田進太郎社長です。
https://twitter.com/suadd

命式を見て見ました。
1977.9.21
日柱月柱年柱
偏印偏官
建禄


日干は金の辛。月支に酉があり月令を得ています。非常にタフな人です。
エネルギーはこれ以上強くなると過剰で、充分でしょう。
年上に丁、地支に巳が2つと、火が強く、仕事人タイプです。

月上は偏印、そして前回の記事でもあげましたように月柱に空亡があり、
少し変わった視点で動かれるような印象ですね。
Webを中心に大学在学中から数々のサービスを立ち上げていらっしゃいます。

大運を見てみます。

41424344454647484
傷官偏財正財偏官正官偏印印綬劫財比肩
帝旺


14歳〜33歳までの20年間、強力な火が巡っています。
命式にもともと官がある上に、さらに剋されており、苦しい時期。
しかし月令を得た金、さすがタフにそこを乗り越えていらっしゃいます。

現在は偏財が巡ってきています。メルカリとともに知名度が急上昇したのもこの大運となります。
全体を通して火が強いですので、木・水気が欲しいところ…。

44歳からその運気が巡ってきます。火剋金のある種殺伐とした状況から悠々としたイメージに映ります。
爆発的に、スクラップアンドビルドを繰り返すようにビジネスを立ち上げまくる!というスタイルから、
今後はしなやかにビジネスを流していく、そんなスタイルに移っていくような気がいたしました。

今後のご健闘をお祈りいたします。
命式に空亡がある人は、どこか普通と異なる雰囲気を纏っている方が多いです。

(空亡は算命学では天中殺、六星占術では大殺界と呼ばれます)

現実に存在する「枠」の意識が薄まるので、

いわゆる「普通」や「常識」にとらわれにくい性質を持っていたりします。



例えば、社会的役割である職業についての「枠」が取り除かれると、

平日月から金のオフィスワークというよりは、

時間的な拘束が少ないフリーターや、芸能や芸術などの特殊な職業に興味が向きます。

また水商売のほかマニアックな職業につくことへの抵抗が少なかったりします。

既存の社会のレールの通りに生きることが合いません。



そのため、社会的に不利な立場を経験することもまれではありませんが、

既存の枠にとらわれないアイデアで一世を風靡することもあります。

現実の利益を度外視した視点で行動することで、当然失敗もしますが

一個人の損得勘定や企業の利害を超えた社会的貢献となる役割を果たす素質もあります。



教育されたり、後天的に身につけて社会に適応する方も当然たくさんいらっしゃいますが、

それでも、ある俯瞰的なビジョンの中で社会人のロールプレイングをしているような、

ショーウィンドウのガラス越しに社会や物事を見ているようなところがあります。



ですので、社会的に逸脱しがちなこの性質をうまく適合させつつも、

独特の視点を持って世間に新しい風を吹かせることで、空亡を生かすことができるのではと思います。



なお、この空亡は大運や歳運の空亡でも同様のことが言えると思います。

命式に空亡がない人で、この空亡が巡る人は、社会との不調和に苦しく感じることもありますが、

空亡の特徴を見抜き、うまくバランスを見つけて、この期間を活かしてください。