太陽のように高く、そして、優しく -6ページ目

太陽のように高く、そして、優しく

小説書いてます。読んでばっかりで書いたことは無いですが、頑張ってます!! 下手ですが、よかったら読んでってください。

 会議室のドアを開けると、驚いて思わず足が止まった。


 椅子が全部埋まっている。こんな光景を見たのは初めてだ。


 夢人ももちろん5人全員そろっている。


 どうしたらいいか分からないでいると、スカイさんが自分の方へ来いと、手招きをした。


 スカイさんの方へ歩いていき、ちょうど会議室全体が見渡せる前の真ん中まで来たときに、スカイさんが「ストップ!」と言って、私を止めた。


 「今日はアルバム制作はお休みして、裕歌のこともっと知る会にします!」


 スカイさんの一言に盛り上がる声が聞こえたが、ますます意味が分からない。


 そんな私にスカイさんは今の状況を説明してくれた。


 「せっかくこうやってアルバム作っているのに、俺たち、裕歌のことほとんど知らないんだよな。だから、今日は裕歌のこと、何でも知る日にしようと思って。」


 確かにこういう日を作ってくれることは嬉しいんだけど、こんなことしていたら、制作が間に合わない。


 そんな不安が生まれて、たぶん顔に出たと思う。


 「心配しないで。いつもはこんなことしている余裕ないんだけど、今回は何が起こるか分からないからって、かなり余裕をもって計画しているんだ。」


 まさに心を読んだようなスカイさんの言葉だった。


 「さあ、始めようか。」


 俺たちが訊きたいことは全部ここに入っている、とテーブルの上に置いてある箱を指差した。


 くじ引きの箱みたいな上の面に丸い穴が開いている箱だ。


 「パソコンと書画カメラ、どっちも用意してるけど、どっちがいい?」


 私は迷わず書画カメラを指差した。


 そっちだと思ってた、と言って、スカイさん達は準備をしてくれた。

 


 「始める前に、裕歌にこれ、返しておく。」

 

 そう言われてスカイさんから返されたのは、一昨日、社長室で使ったノートだった。


 「それから、そこに書いてあること、一昨日俺に話してくれたこと、全部みんなに話した。

 裕歌に黙って、しかも裕歌のいないところで話ちゃって、ごめん。」


 私は返されたノートを軽く見返してから、新しい真っ白なページを開いた。


 今から全部話そうと思っていたので

 楽しく答えられそうです


 「その前に、私からも一つ良いですか?」


 そう切り出したのは、陽子さんだった。