太陽のように高く、そして、優しく -10ページ目

太陽のように高く、そして、優しく

小説書いてます。読んでばっかりで書いたことは無いですが、頑張ってます!! 下手ですが、よかったら読んでってください。

 どのくらい時間が経ったんだろう。


 外に出てからずっと植え込みに座り込んで、そのまま寝てしまったようだ。


 頭がぼーっとして痛くて、何となくだるいから、風邪でも引いたかもしれない。


 けれど、体が動かなくてどこにも行けない。


 ただただ雨が止むことを待つしかできなかった。


 いつ止むかな?と空を見上げたりしてみたけど、しんどくてうつむくとまた眠ってしまった。


 

 「大丈夫ですか?大丈夫ですか!?」


 体が揺らされているのに気づいて、何とかして目を開けると、自分より少し年上に見える男子が傘を私に傾けてくれていた。


 「大丈夫ですか?すごく濡れてますよ。

 立ち上がれますか?

 僕、すぐそこのビルに入ってる会社のものなんですけど、とりあえず、そこまで行きましょう。

 こんな所にずっといたら、風邪とか肺炎になってしまいますよ。」


 何とか一度うなずくことができて、それからまた記憶が無くなった。寝てしまったようだ。


 

 目を覚ますと、見慣れない天井が目に入った。


 頭はまだ痛かったけれど、さっきよりはだいぶましになった。


 起き上がると、スカイさんが私が起きたのに気付いたようだ。


 「裕歌! お前はどれだけ心配させたら気が済むんだ!!」

 第一声から怒ってる・・・。そりゃ怒るよね、こんなことしたんだもんね。


 「今日はもうみんな帰らせたから、裕歌も帰れ。俺が家まで送ってやる。

 明日も仕事休みにしたから、ゆっくり家で寝てろ。

 間違っても、来るんじゃねーぞ。その時は俺が入り口で追い返すからな。」


 言葉が怒ってる。でも、心は怒ってない。怒りは静まったようだ。


 「立てるか?」


 そう言って、スカイさんは手を貸してくれた。


 その手に甘えさせてもらうことにした。



 スカイさんは会議室から鞄を持ってきてくれているようで、そのままスカイさんの車に乗った。


 外はまだ雨が降っていて、この雨は明日の朝まで続くと、ラジオが言っていた。