言葉を紡ぐ #12.足を踏み入れた先は… | 太陽のように高く、そして、優しく

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小説書いてます。読んでばっかりで書いたことは無いですが、頑張ってます!! 下手ですが、よかったら読んでってください。

 そして、放課後。


 文化祭の準備で忙しくしている教室で、私は佐藤みなみを待っていた。


 彼女は、終わりのショートホームルーム(SHR)が終わると急いでどこかへ行ってしまった。


 まさか忘れているわけではないだろうと思いながら、帰るか待つか迷っていると、みなみがやってきた。


 「裕歌ちゃん、お待たせ。

 ここじゃ、ちょっとうるさいから、別の所で話そう。」


 そう言った彼女は、私が返事をする前に、私の腕をつかんだ。


 3階にある教室を出て、外階段を駆け下りて行く。


 気を抜いていたら、足がもつれて、階段を踏み外してしまいそうだ。


 そのまま訳も分からず1階まで行って、連れて来られた先は誰もいないテニスコートだった。

 

 昨日しっかり雨が降ったからか、砂の地面はまだ湿っていた。


 上靴のままだから汚れるのは嫌だな、と思っていても、彼女はそんなのお構いなしだった。


 よく見ると彼女は運動靴に履き替えていた。


 いつ!?って考えたら、階段を降り切った後、履き替えていたような気がする。


 テニスコートに入って、やっと手を放してもらえたと思ったら、両手で思いっきり肩を押されて、私は後ろへ倒れてしりもちをついた。


 顔を上げると、さっきまでいるはずのなかったみなみの友達集団が、私を囲んでいた。


 見渡すと、みんな、私に恨みでもあるような恐い顔をしている。


 そして、その表情を変えないまま、みなみが言った。


 「あんた、夢人のアルバム作ってるって、ホント?」