3月24日発売

 

 


「獣の奏者」「鹿の王」の上橋菜穂子の新作が文藝春秋から。今回は人並みはずれた嗅覚で人々を救う女性を主人公に据え、稲作をテーマにしたアジア風異世界ファンタジーのようです。
 

 


「池袋ウエストゲートパーク」の石田衣良の新作がKADOKAWAから。声優を目指す専門学校生たちを描いた青春物語のようです。

 

 

 

3月22日発売

 


アメリカのYA作家マッケンジー・リー(Mackenzi Lee)の2017年のベストセラー「The Gentleman's Guide to Vice and Virtue」が「美徳と悪徳を知る紳士のためのガイドブック」の邦題で二見書房から。翻訳は「雪降る夏空にきみと眠る」の桐谷知未。
お酒に賭博に女(男も)遊びにと素行の悪いイングランドの貴族のお坊ちゃんヘンリー・モンタギューが妹のフェリシティ、親友のパーシーとともに欧州横断の旅に出て、その道中で親友に恋をしてしまう、という18世紀が舞台の歴史&ロマンス&冒険譚です。シリーズ1作目。
2018年ストーンウォール賞YA部門オナー(銀賞)作品。ワーナーブラザーズTVでドラマ化の予定があります。
 

 


「一行怪談」の吉田悠軌による児童向け実話怪談集「オカルト探偵ヨシダの実話怪談」シリーズ4巻目。

 

 

 

3月18日発売

 


「夜の獣、夢の少年」のヤンシィー・チュウの2013年発表のデビュー作品にして2014年カーネギー賞ノミネート作品「The Ghost Bride」が「彼岸の花嫁」の邦題で東京創元社から。翻訳は「夜の獣、夢の少年」の圷香織。(上の書影は原書です)富豪リン家の謎の死を遂げた跡継ぎ息子の「幽霊の花嫁」として嫁いできた17歳の没落令嬢リランが家にまつわる因縁を探る…という19世紀末イギリス領マラヤを舞台にした歴史ファンタジー&ミステリ。ネトフリドラマ「彼岸の花嫁」の原作です。
 

 

 


ベストセラー「ハリー・クバート事件」で知られるスイスの作家ジョエル・ディケールによる2015年の作品「Le Livre des Baltimore」が「ゴールドマン家の悲劇」の邦題で東京創元社から。「ハリー・クバート事件」の主人公マーカスといとこたちの少年時代の悲劇を描いた青春ミステリだそうです。翻訳は「ハリー・クバート事件」の橘明美&「アモス・ダラゴン」の荷見明子。
 

 

 


豪華執筆者たちが競作する人気ゲーム「マインクラフト」の公式児童向け小説シリーズの6巻目「Minecraft: The Shipwreck」が「マインクラフト 難破船と人魚の秘密」の邦題で竹書房から。今回の執筆者は女性ヴィランとヒーローの娘の恋を描いて2017年ラムダ賞YA部門最終候補になったYAスーパーヒーローファンタジー「Not Your Sidekick」(未訳)のC・B・リー( C.B. Lee)です。
日本版は6巻目と7巻目の出る順が逆になったようです(7巻目の「マインクラフト つながりの山」のほうが日本では先に出ました)。
 

 


1970年代にハヤカワ文庫で出版されていた(現在入手困難)幻想小説作家山尾悠子の初期作品「夢の棲む街」が、中川多理の人形写真とコラボした形態でステュディオ・パラボリカから再刊行。新作も収録されているとのとです。

 

 

 

3月17日発売

 


「そして、バトンは渡された」の瀬尾まいこの短編集が双葉社から。
 

 


「金曜日の本屋さん」の名取佐和子の新作が実業之日本社から。高校の図書館に10年ぶりに帰ってきた本をめぐる青春小説のようです。
 

 


中村まさみの学校をテーマにした児童向け実話怪談集「学校の怪談 5分間の恐怖」シリーズの新作。今月は4冊も出るんですね。謎の刊行ペースです。
 

 


イタリアの児童書作家キアラ・カルミナーティ(Chiara Carminati)の2014年の作品「Fuori Fuoco」が「13枚のピンぼけ写真」の邦題で岩波書店から。
第一次世界大戦下イタリアで親とはぐれて祖母の家を目指す姉妹を描いた歴史物語のようです。翻訳は「ぼくたちは幽霊じゃない」の関口英子。

 

 

 

3月16日発売

 


カナダのメキシコ系作家シルヴィア・モレノ=ガルシアの2020年のベストセラー「Mexican Gothic」が「メキシカン・ゴシック」の邦題で早川書房から。1950年代メキシコを舞台に、夫に殺されそうになっていると助けを求めてきたいとこのために、彼女が暮らす田舎の館ハイプレイスを訪ねた若きヒロイン・ノエミが、館の恐ろしい秘密に気がついていく…というゴシックホラー小説。
翻訳は「忘れられた花園」の青木純子。
 

 


「折りたたみ北京」の郝景芳の2016年の作品「流浪蒼穹」が同じ邦題で新☆ハヤカワ・SF・シリーズから。火星植民地と地球との戦争終結後、友好のために地球へ送られた火星の少年少女たちを描く物語のようです。翻訳は「郝景芳短篇集」の及川茜&大久保洋子。
 

 


イ・ギョンへ(이경혜)による2004年の韓国のベストセラーYA小説「어느 날 내가 죽었습니다」が「ある日、僕が死にました」の邦題でKADOKAWAから。
詳しい内容はわかりませんが、バイク事故で亡くなった親友の日記を手にした中学生の少女を主人公にした感動作とのこと。翻訳は「+1cmLIFE」の小笠原藤子。
 

 


「15歳、ぬけがら」の栗沢まりの新作がポプラ社teens’best selectionsから。卒業間近の中学生たちを通して貧困というテーマを描く物語のようです。
 

 


「ハルにははねがはえてるから」の大前粟生のYA作品がポプラ社から。ある日突然目からビームが出たり100メートル1秒で走れるようになったりと住人が超人化するようになった町を舞台に、変化を避けるために外出を控えてオンラインで交流する少年と少女を描く成長物語のようです。
 

 


「一〇五度」の佐藤まどかの新作YAが小学館から。ローマ出身の絵の好きな少年と東京のグラフィティアーティストの交流を描く青春小説のようです。
 

 


Twitterで人気のホラー絵師fracocoによるイラスト&短文怪談の作品集がKADOKAWAから。

 

 

 

3月15日発売

 


清少納言と紫式部が探偵役になる平安宮中が舞台の歴史ライトミステリ「平安姫君の随筆係」の2巻目。
 

 


友麻碧のあやかし嫁入り飯テロもののライト文芸ヒット作「かくりよの宿飯」の12巻目。番外編集みたいな感じかな?

 

 

 

3月14日発売

 


天童荒太が2006年に発表した傷ついた少年少女たちの青春物語「包帯クラブ」の続編が筑摩書房から。前作からかなり時間が経ってますが、前作と同じ子たちが登場するようです。

 

 


クラウス・コルドンの1993年発表の歴史YA「ベルリン1945 はじめての春」の2007年のグラフィックノベル化作品「Der erste Frühling」がパンローリングから。
ニール・ゲイマンの「サンドマン」や多くのマーベルコミックのドイツ語訳を手がけるゲルリンデ・アルトホフ(Gerlinde Althoff)とドイツのイラストレーター・クリストフ・ホイヤー(Christoph Heuer)による作品・アルトホフがストーリー、ホイヤーが作画担当かな?翻訳は「宇宙英雄ローダン」の鵜田良江。