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マンボウのブログ

フラヌールの視界から、さまざまな事象に遊ぶ

ということで、この作品はこんな風に始まるのだ!チョキ

 

 

 初編 発語(江戸--箱根)

               (日本橋ヨリ品川へ二里)

 

 

 この世の富貴幸福は、思うままにおさずけください、と祈願して家々で用意する、門松の風の音にさそわれて、琴も何処から聞えて来る新春の日のうららかさ。

          (伊馬春部・小谷恒 編訳「現代語訳 東海道中膝栗毛」桜楓社 1976:p.7)

 

 

英訳は・・・

 

 

 BOOK ONE

 

 The breeze murmuring through the pines on a beautiful spring day sounds like one singing to the harp of how the pine trees at  the gate bring wealth, freedom and happiness.

               (「Shank's Mare」 C.E.TUTTLE com. 1960:p.23)

 

 

 

    高なわへ来てわすれたることばかり (古今前句集) p.8

 

    We remember we've forgotten

                  When we get to Takinawa.                                                    p.23

 

 

    さきのよに借りたを済(な)すか今かすか

    いづれむくいのありとおもへば      (古歌) p.9

 

    Whether in this life or the next we cheet

    In either case our punishment we'll meet.       p.24

 

 

 

このように、狂歌が散りばめられているのが特徴だわ!口笛

 

 

古い日本語の方が分かり易いか、それとも、英訳の方がピンとくるかどちらかな。グラサン

 

 

 

 

   <「東海道中膝栗毛」という戯作があった!>・・・2

久しぶりに江戸時代へと目を向けてみようか。チョキ

 

 

  流れ星十返舎一九「東海道中膝栗毛」

 

 

今回は、いきなり英訳を紹介することにする。口笛

 

 

 

 

 デニムThomas Satchell (トーマス・サッチェル)1867-1956

 

ロンドン生まれで、神戸市で死去した翻訳家である。

 

トーマス・サッチェルは、特に日本古典「シャンクス・メア」の画期的な翻訳によって、卓越した翻訳家として記憶されている。

この英訳は、1929年に神戸で刊行された(初訳である)。

 

 

  UNESCO COLLECTION OF REPRESENTATION WORKS JAPANESE SERIES

 

 本「HIZAKURIGE or SHANK'S MARE」(Charles E. Tuttle Pub. 1960)

 

 

 

この作品は、ご存じ、弥次さん北(喜多)さんの迷コンビによる道中記である。ウシシ

 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E9%81%93%E4%B8%AD%E8%86%9D%E6%A0%97%E6%AF%9B

 

 

英訳では、「Comic Novel」(滑稽本)と表記されているけど、今の日本で通用している「コミック本」とは似て非なるものである。日本では、マンガ本をコミック本と呼んでいるのは、いささかお門違いなような気がしてならないけど。えー

 

 

なお、「shank's mare」 とは、「徒歩でてくてく歩く」というほどの意味で、膝栗毛のタイトルとしては相応しいかな(^^)グー

 

 

この英訳本の最終ページには、一九の辞世の句が記載されている。

 

 

  IKKUS LAST POEM

 

  Kono yo woba

                  Dorya o itoma ni

  Senko to

    Tomo ni tsui ni wa

    Hai sayonara

 

 

  Come leave this world thou dost

  not think to make a longer stay

  The funeral incense turns to dust

  thou forbear to say farewell to day

                      (p.415)

 

 

  此世(このよ)をば どりゃおいとまに せん香(こう)と

  ともに つひには灰(はい)左様なら(さようなら)

 

 

なかなか、ウィットに富んだ句だわ!グラサン

 

 

 

 

   <「東海道中膝栗毛」という戯作があった!>・・・1

こんな個展へ足を向けてみた!チョキ

 

 

 

 

  流れ星「田島征彦展」 無頼派イゴッソウな染色家!!

 

   クローバーと き:2026年3月20日(金)~4月26日(日)

   クローバーところ:染・清流館(室町通四条上ル)

 

 

1940年生まれの型絵染作家の若き日から20世紀の作品が、20点ほど並ぶ。

しかも、大きな染作品で、大きなのは282×874㎝、266×684㎝、293×500㎝などまさに壮観とも言えるもので圧倒されるわ!びっくり

 

 

たまたまだけど、田島さんも来られて、DMを送っていただいたので観覧に来た由を伝える。

友人と共にしばし歓談したり、記念撮影にも応じていただいたわ(^^)ニコニコ

 

 

なお、この生涯を照覧する個展は今回が第一期(20世紀の作品群)で、来年は第二期(21世紀の作品群)が予定されているようだ。飛び出すハート

 

 

芳名録にも住所も記載したので、また封筒入りの案内DMを心待ちにしたい!チュー