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フラヌールの視界から、さまざまな事象に遊ぶ

こんな映画を観た(COCON烏丸:京都シネマ)。チョキ

 

本当は、「ケルン 1975」を観たかった(キース・ジャレットの伝説的コンサートの経緯を辿る)のだけど、上映時間が変わっていたので、代役として観たのだけど。うーん

 

 

 

 

ドキュメンタリー形式の映画で、フランスと日本とのコラボ作品。

 

繭と蚕から、そして絹糸へと時間軸で辿り、さらに、絹糸を染める、そうして織るという工程までいわば染と織の伝統工芸を一覧できるという優れものだ。

時間と労力がかかり安い化繊に席巻されるまでの戦後まもなくの時代背景は今は昔となり、しかし、セヴェンヌというマリー・アントワネットゆかりの絹糸への拘りがわが国とフランスを突き動かしたのだった!口笛

 

 

興味を惹いた一つは、坂東玉三郎がナレーションを務めているということで、どんなナレーションが聴けるかという興味もあった。ウインク

 

歌舞伎舞台での台詞とも、会話や対話とも、また朗読とも異なる語りは、いささか玉三郎の口跡の癖が出ていて拍手というわけにはいかなかったなあ。えー

こうしてみると、どうしてナレーターに玉三郎を起用したのかという疑問も頭をもたげてくる。

 

 

しかし、セヴェンヌという最高級のシルクの復活を追ったドキュメンタリーは、観た甲斐があったなあ!びっくり

 

 

 

キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」はかつてLPレコードを購入して聴き入っていたのが懐かしくもあるけど、この際マリー・アントワネットゆかりのセヴェンヌ絹の物語を観れたのも良しとしよう!グラサン

 

 

 

 

京都府庁近くの和空間のアート・ギャラリーで今年も「すえひろ展」が開催されていたので、初日に伺う!チョキ

 

 

 

 

11人のジャンルを超えた作家さんたちが思い思いの作品を展示。

基本的に高齢者集団で80代半ばくらいまでの年齢層だ。ウシシ

 

この中には知り合いの作家さんも居て、初日なので複数の人たちと出会い、歓談しきり。口笛

 

気に入った EXLIBRIS(エクスリブリス)「猫も杓子も」と題する篆刻作品を1点(額込み)でゲットしたわ(^^)流れ星

 

これで、この11人の中で、うちに作品を所蔵するのは3人と相成った!チュー

 

 

 

 

屋内でも、屋外でも何人かと歓談し愉快なアートシーンを満喫した昼下がりであった!グラサン

 

 

こんな本が書棚に並んでいる。チョキ

 

 

 

  本海野弘「都市の神話学 1920年代の影」(フィルムアート社 1979)

 

 

 

 

  本海野弘「四都市物語 ヨーロッパ・1920年代」(冬樹社 1979)

 

 

都市を描かせては絶品の海野弘の2冊の著書が、ほぼ同時に出版された。

記事内容などの違いは、巻末の初出一覧を見れば歴然としている。

前者では、キラキラ「グラフィケーション」キラキラ「ハイファッション」キラキラ「パイプ・マガジン」などビジュアル系であり、後者はキラキラ「ユリイカ」キラキラ「カイエ」などポエム系の雑誌だ。つまり、視点を変えて都市を描くという作業をほぼ同時にこなしているわけだ。口笛

 

いずれも1920年代という時代設定は同じだけど、いわば表側から見た後者と、裏側から見た前者という違いがあるかな。まあ、どちらもアンダーカルチャー的なところもあるけど。

 

 

ほぼ100年ほど前のイラストや写真など(國吉康雄の絵画も、ジョゼフィン・ベーカーの姿態、「ヴォーグ」誌などなど)ビジュアルに愉しむこともできる前者は、都市とは「神話」という視点で、後者は都市の「物語」という対照も。

 

なお、マレーネ・ディートリヒは、どちらの本にも登場する。

いわば、この時代を代表・表象するエポック・ディーバだ!リボン

 

 

四都市とは、パリ、ベルリン、モスクワ、ロンドンで、アメリカの1920年代を主として扱っている「神話学」に対して、こちらはヨーロッパの1920年代である。流れ星

 

 

  メモ・・・ともかく都市の空間というのは大好きだし、1920年代という奇妙な時代にこのところ熱中している。都市のとりとめない、雑然としたところが私には面白い。・・・(p.307)

 

 

著者は、「物語」のあとがきにこう記している。グラサン

 

 

 

 

   <わが本棚逍遥>・・・8