続いて、図書館から借りてきたのは・・・
<収録作品>
1.「たちきり」
2.「つる」
いずれも、平成10年1月16日 リサイタルホール(大阪)での収録。
解説書には、わかぎえふによるエッセイがあって興味深い。
「たちきり」は、「たちぎれ線香」というタイトルでも良く知られている。
吉朝さんは、たっぷりと45分かけて、この人情噺を聞かせてくれる。
幕切れは、まさに涙を誘う。。。
ここでは、五代目桂文枝の音源を挙げておこう。
私は、文枝がまだ小文枝時代に、このネタを聞いて感心したことがある。
落語は、こんなにも深い情愛を表現することができるのだ、と。
「つる」は短いネタだけど、落語の全てが詰まっていると言われているほど逸品である!
先だって、ロームシアター京都(サウスホール)で開催された「こども市民寄席」で配布された「上方落語図鑑」によると、天満天神繁昌亭で演じられた回数ベスト30の中で、「つる」はベスト7にランクされている。