中野京子「名画の謎を読み解く」@洛陽文化講座へ・・・! | マンボウのブログ

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 メモ2024年6月1日(土)、ロームシアター京都サウスホールにて、クラブ設立65周年記念事業の一つとして、第45回洛陽文化講座第151講「名画の謎を読み解く」(講師:中野京子氏)を開催します(13時開場、13時30分開演)。
 講師の中野京子氏は、作家・ドイツ文学者で、著書に「怖い絵」シリーズ(角川文庫)、「名画の謎」シリーズ(文春文庫)、「フェルメールとオランダ黄金時代」(文藝春秋)、最新刊「名画と建造物」(KADOKAWA)等があり、日テレ系「世界一受けたい授業」等のテレビ番組にも出演しています。
 多くの市民の方に、西洋絵画に造詣が深い講師の名画の謎に関する講演を聞いていただき、芸術や文化に対する興味・関心を高めることが目的です。

 

 

土曜日の午後に、こちらへと・・・走る人

予約申込して出向いてみたのだった。

 

ドイツ文学者の中野京子氏の語りと内容を愉しみに(^^)OK

 

多くの著作が出版されているけど、どれも実は読んだことないのだ。

なので全く先入観なしで聴講することにした。ウシシ

 

ほぼ700席の会場は埋まり、人気のほどが窺われるわ(開場前には受付待ちの長蛇の列ができていた)!ガーン

 

 

内容は西欧絵画の10作品を一つ一つ読み解いていく講演は、PPによる画面で詳細に語られるのだけど、なかなか語り口調が面白い(^^)口笛

 

 

  ルノワール「シャルパンティエ夫人とその子どもたち」を超解説!この子の性別はどちらでしょうか? - アートをめぐるおもち

 

 ルノアール「シャルパンティエ夫人とその子どもたち」

 

 

ちょっと見には、女の子の姉妹がお揃いのドレスを着ているという風に思えるのだけど、実は、真ん中に描かれている小さな子は男の子なのだった! なぜ、小さな男の子が女の子の服を着るのかについての解説も目から鱗だわ。。。びっくり

 

 

父の訓戒」ヘラルト:テル:ボルフ(1617~1681): GOOD BAD UGLY

 

 

「父の訓戒」と題されたこの作品は、版画にされた時にタイトルがつけられたのだった。

しかし、これは娼館における男性客との価格交渉の一場面なのだ!

左の女娼に対して、男性客が右手で(実は金貨を掴んでいる・・・その部分が削除された)値段を提示している場面で、横に座ってワインを飲んでいるマダムがそっと目配せして値段吊上げを示唆しているというのだ。まさに、つけられたタイトルによって鑑賞者はまんまと騙されてしまう好例。。。ニヤリ

 

 

二つの例を挙げたけど、こんな調子で10の作品の読み解きが続いてゆく。

絵画作品は観て感じるのではなく、その背景なども含めて読み解く重要性が強調されるのだ。グッ

 

 

 

舞台(袖幕設置)

 

             ロームシアター京都:サウスホール