「没後100年 富岡鉄斎」展@京都国立近代美術館・・・! | マンボウのブログ

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久しぶりに、近美に行ってみた。鉄斎展の最終週である。チョキ

 

 

没後100年 富岡鉄斎

 

 

 メモ世に「最後の文人画家」と称えられる富岡鉄斎(1836-1924)。幕末、京都の商家に生まれた彼は、近世都市の商人道徳を説いた石門心学を中心に、儒学・陽明学、国学・神道、仏教等の諸学を広く学びながら同時に、南宗画、やまと絵等をはじめ多様な流派の絵画も独学し、深い学識に裏付けられた豊かな画業を展開しました。良い絵を描くためには「万巻の書を読み、万里の路を行く」ことが必要であるという先人の教えを徹底して守ろうとした彼は、何を描くにもまずは対象の研究に努め、北海道から鹿児島まで全国を旅して各地の勝景を探りました。そうして胸中に思い描かれた理想の山水を表出し、人間の理想を説いた鉄斎の絵画は、画壇の巨匠たちから敬われ、京・大阪の町の人々に広く親しまれただけではなく、むしろ新世代の青年画家たちからもその表現の自由闊達で大胆な新しさで注目され、生前から今日まで国内外で高く評価されてきました。
 幕末に人格を形成して明治初期には神官として古跡の調査と復興に尽力し、やがて官を辞して市井の画家として生き、1924(大正13)年の大晦日に数え年89で亡くなった鉄斎は、2024(令和6)年末で没後100年を迎えることになります。このたびの展覧会では、この記念のときに向け、彼の画業と生涯をあらためて回顧します。名作として繰り返し取り上げられてきた作品はもちろんのこと、名作として知られながらも名作展では目にする機会の乏しかった作品や、近年になって再発見され、あるいは新たに見出された作品などもご覧いただきます。また、京都御所の近所の、室町通一条下ルに邸宅を構えていた彼の書斎(画室)を彩っていた文房具や筆録(旅行記や研究用メモ)等も取り上げ、都市に生きた彼の日常も、垣間見ていただこうと考えています。
 文人画というと、何か難しい世界のように思われがちですが、鉄斎の生きた時代にはむしろ縁起物として都市の商人たちの間で親しまれていたともいわれます。京都では27年振りの開催となる展覧会が、鉄斎に親しんでいただく機会ともなれば幸いです。

 

 

いつぞや、日美でも紹介されていたなあ。。。口笛

 

 

   富岡鉄斎 - Wikipedia

 

 

  序 章 鉄斎の芸業 画と書

  第一章 鉄斎の日常 多癖と交友

  第二章 鉄斎の旅 探勝と探究

  終 章 鉄斎の到達点 老熟と清新

 

展示替えがある(第1期~第4期)ので、すべてを観ることはできないけど、展示総点数は375点という大規模な展覧会である。

 

 

 

富岡 鉄斎 売却 買取 査定 鑑定 | 秋華洞 美術家百科事典

 

 

さまざまな作品が居並ぶけど、目を惹いたのは落款で百数十種くらいはあるだろうか!口笛

 

 

   レビュー】「最後の文人画家」の全貌を観る――京都国立近代美術館で「没後100年 富岡鉄斎」展 5月26日まで – 美術展ナビ    万巻の書を読み、万里の路を行く」最後の文人画家の軌跡【京都国立近代美術館】 - Sfumart

 

 

観覧者はまあまあで観て回ることほぼ一時間ほど、たっぷりと鉄斎ワールドを愉しめたわ!OK

 

描かれている人物像が笑顔であることが何と言っても愉快だ(^^)ニコニコ

 

 

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