和泉式部って、どんな人?! | マンボウのブログ

マンボウのブログ

フラヌールの視界から、さまざまな事象に遊ぶ

ということで、こんな本を図書館から借りてきた。チョキ

 

 

   和泉式部幻想の通販/川村 二郎 - 小説:honto本の通販ストア

 

本川村二郎「和泉式部幻想」(河出書房新社 1996)

 

 

メモ淫蕩な遊女か、仏の化身の聖母か−平安時代の女流歌人・和泉式部にまつわる、生身の人間の尺度では測ることのできない性に関する逸話や言い伝えの背景を、民俗、神話、伝承を手がかりにさぐる興趣あふれる幻想譚。

 

 

<著者>

川村二郎氏が死去/独文学者で文芸評論家 | 全国ニュース | 四国 ...

ジーンズ川村 二郎 (カワムラ ジロウ)

1928年、愛知県生まれ。東大独文科卒。大阪芸術大学教授。第一評論集『限界の文学』(69年刊、亀井勝一郎賞受賞)以降、古代から現代文学までを対象に幅広い評論活動を展開している。

 

 

 

   和泉式部幻想

 

本沓掛良彦「和泉式部幻想}(岩波書店 2009)

 

 

メモ紫式部,清少納言と並んで王朝女流文学を代表する歌人,和泉式部.「永遠の恋の彷徨者」といわれるその和歌を,サッフォー,ルイーズ・ラベ,ディキンソンなど古今東西の女性詩人と比較しながら論じる古典エッセイ.詩的想像力,ことばの美しさ,内面の深さ等から,和泉式部を世界文学の中の最高の女性詩人として位置づける.

 

 

<著者>

沓掛良彦さん「オルフェウス変幻」インタビュー 自分も末裔、根源を探る|好書好日

 

ジーンズ枯骨閑人 沓掛良彦(くつかけ よしひこ)
1941年長野県に生れる
1965年早稲田大学露文科卒業
1971年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了
現在――東京外国語大学名誉教授.文学博士

 

 

くしくも、全く同じ書名での刊行で、興味が湧くなあ。。。口笛

ドイツ文学者とロシア文学科卒というバトルマッチ。

 

 

   メモ・・・ちなみに、本書のタイトルを『和泉式部幻想』としたのだが、そのように題された書物は既にある。川村二郎氏の『和泉式部幻想』(河出書房新社、1996年)である。将来和泉式部について本を出す機会があったら、それを『和泉式部幻想』と題することに決めていた私は、その後書店で川村氏の上記の著書を発見して愕然とし、またひどく落胆したものであった。いつぞやる会合の後で川村氏とご一緒する機会があって、そのことを申し上げると、「それは悪いことをしましたね。まあ同じタイトルの本があってもいいじゃないですか」と氏が言われたので、少々ほっとしたものであった。そこで、あえて小著を『和泉式部幻想』と題することにしたのである。・・・(p.281)

 

と、沓掛氏は「あとがき」に書いているのだった。ニヤリ

 

 

 

 

この二人の幻想に入る前に、こちらを先ず繙いておこうか。右差し

 

 

   

 

本武田早苗「和泉式部 --- 人と文学 --- 」(勉誠出版 2006)

 

<日本の作家100人>シリーズの1冊である。

 

<著者>

武田 早苗 (たけだ さなえ) - リザスト

 

指輪武田 早苗(たけだ さなえ、1960年- )は、日本国文学者相模女子大学教授。

 

 

 

 

     (次回に続く)