12月16日(土) 「18世紀の京都画壇-若冲、蕪村、応挙、芦雪-」
- 講師:
岡田 秀之 氏 (福田美術館 学芸課長)
18世紀の京都では、伊藤若冲、与謝蕪村、円山応挙、長沢芦雪など現在でもよく知られた画家が活躍していました。彼らはお互いに切磋琢磨しながら、独自の画風を確立し、多くの優れた作品を残しました。本講座では上記の4人の画家に注目し、それぞれの絵の魅力を紹介します。
岡田秀之(1975- )
大阪生まれの講師は聴衆の笑いを取るのに機敏(^^)
1. 18世紀の京都画壇
2. 若冲と蕪村
3. 応挙と芦雪
4. まとめ
90分の授業を受けたような快感に。。。若冲と蕪村は同じ1716年生まれで、その比較や、応挙と芦雪という師匠と弟子という関係などなど、作品のPPを開示しながら的確な比較は興味深い!
配布資料の表には、伊藤若冲、与謝蕪村、池大雅、曽我蕭白、円山応挙、長澤芦雪の生没年・享年・生家・出身地(表1)、得意な画題比較には、山水・花鳥・禅画・人物・文人画・俳画というジャンル分けで◎〇△×という印がつけられていて得意画題の比較もできる(表2)。
そうして、京都四条通を中心に若冲、蕪村、応挙、芦雪が住んだ住居地図も添えられている。
なお、嵐山にある福田美術館へは京都の人は行かない・・・冬は寒いし、春と秋は観光客でいっぱいだし、夏は暑いしと住民の意向をよくわきまえておられるわ。
かくいう私もまだ一度も足を運んだことない(嵐電に乗れば30分足らずで行けるのだけど)。
講演の最後には、ちゃんと著書の宣伝も。。。