続:ティーレマン盤「ニーベルングの指環四部作」を聴く・・・! | マンボウのブログ

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後半の2つへと参ろうか・・・チョキ

 

 

  Sigfried_2008   Gottergemarung_2008

 

 

 

メモ演出上のメルクマール的な存在は、51年の新バイロイト様式のスタートだったヴィーラントのものと、さらにそれを色彩的にも進化させた65年のもの。
 そして、76年のシェロー演出。血族以外の演出家が、バイロイトに革新をもたらし、実験劇場たる存在をならしめた。
 あとは、さらに社会性を付加し、演出に人類の問題さえも語らせた88年のクプファー。

 

音楽面でいえば、クナッパーツブッシュとカラヤンで始まって、そのどのサイクルも、その指揮者の力量と成長を垣間見ることのできる素晴らしいものといえると思う。
しいてあげると、雄大な叙事詩をえがいたクナッパーツブッシュ。
凝縮した熱いドラマを聴かせるベーム、鋭い目線でライトモティーフをクリアに聴かせたブーレーズ、巨大な造りで、ぐいぐい引っ張る一方で、とても繊細な場面も作り出すティーレマン。

 

以上、次のサイトから引用・・・虫めがね

 

 

 

キラキラ「ジークフリート」では、刀剣(ノートゥング)を鍛える場面はともすれば退屈になるところだけど、この演奏では迫力満点でジークフリートの熱唱を愉しむことができるわ!びっくり

 

 

   S3

 

 

この長大な「ジークフリート」は四部作の中でも聴き手を繋ぎとめるのが難しい作品だけど、ティーレマンのぐいぐいと聴き手を巻き込むパワーが凄い。この四部作でも指折りの演奏だろうて!OK

ティーレマンのタクトがしなっているわ(^^)花火

 

 

   S2

 

 

 

バイロイト音楽祭での演出は・・・右差し

 

メモ1976年、ヴォルフガングは革新的な上演をもくろみ、音楽祭創立100周年の記念すべき『指環』の上演を、指揮者ピエール・ブーレーズと演出家パトリス・シェローのフランス人コンビに委ねた。シェローは気心知れた舞台担当や衣装担当を引き連れて、「ワーグナー上演の新しい一里塚」を打ち建てるつもりだったが、その斬新な読み替え演出は物議を醸した。初年度はブーレーズのフォルテを忌避するフランス的音楽作りともども、激しいブーイングと批判中傷にさらされ、警備のために警察まで出動するという未曾有のスキャンダルになった。しかしシェローは年ごとに演出へ微修正を施し、ブーレーズの指揮も熟練していったおかげもあり、最終年の1980年には非常に洗練された画期的舞台として、絶賛を浴びることとなった(Wiki)。

 

 

9月から四か月にわたってキラキラ「ニーベルングの指環四部作」を4つの全曲盤で聴き続けてきて、やっぱりワーグナーは凄いなあと思う。一度でもその音楽に捉われてしまったら、なかなか抜け出せない魔力に充ちている。私はそうではないけど、ワグネリアンは麻薬中毒患者のようだと思う。ニヤリ

 

4つの全曲盤で最も心に残ったのは、やはりヴォータン役を歌ったハンス・ホッターだわ(^^)びっくり

 

 

ワーグナーの麻薬・魅力とは、「滅びの美学」だと思うけど!グラサン

 

 

 

 

 

   <ワーグナーを聴こう!>・・・8