太極拳には色々な流派、種目があり、流派が違えば、同じ型でも作り方や仕上がりが違うのは普通です
ただ、同じ種目や流派でも、先生達は解釈が様々で、それを受け継ぐ人達も様々なやり方をします
そうです先生や教室が変わると、それまでの正解が不正解になる事、多々なのです
タイ時代の先生は、日本へ帰って新たな教室へ行く私に
「ぜーんぶ忘れて真っ白になる事よ」と送り出して下さいました
ええ気持ちはそうでも、体は練習を重ねた事を覚えているので、新たな先生の教え通り(概ね)に動けるようになるのに一年以上かかりましたよ
先生が「違う、こうです」と言うのは、それを習いに行っているので有り難く耳に入るのですが
クラスの他の方々から「違う」と言われるのは、なかなか辛いものでした
「あなたはコレしか正解がないみたいに言うけれど、私は他の正解も知っているだけで、あなたに出来る事が出来ない訳ではない」
きっと顔にも態度にも出ていただろうな←若かったぜ
今なんて丸くなりすぎて、誰かに何かを言われる前から
「見慣れない動きでしばらくご迷惑をお掛けしますが、こちらの動きが出来るように練習しますので、宜しくお願い致します」
と自分から言えちゃうのさ
キャリアを積む程、謙虚になるのも、太極拳の特徴です(例外あり)
きっと太極拳に限りませんよね
他者を尊重する
否定されたと思わない
この二つに気をつけたら、不用意な発言や、不必要な落ち込みを遠ざけられる気がしています←理想であり発展途上