こんにちは、リブラです。

今回から、ジェームズ・クリアー著「複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits」の解説をしていきます。

 

第4章 人は正しく見ていない

 

人間の脳は予測マシンです。

絶えず周囲をの状況を観察し、見つけた情報を分析しています。

 

何かを繰り返すたびに、脳は何が重要かに気づき、それぞれを分類し、関係するきっかけに注目し、今後のためにその情報をリストアップします。

 

脳は経験を通して学んだ教訓を、自動的に符号化します。

 

何を学んでいるのか説明できなくても、学習はずっと行われています。

そして、特定の状況に関係するきっかけに気づく能力が、ひとつひとつの習慣の基礎となります。

 

しかし、習慣が形づくられる自動的に行動するので、何が起きているか気づかず古いパターンに陥る危険性があります。

 

新しい習慣を効果的に身につけるには、まず、現在の習慣を把握する必要があります。

 

無意識を意識しないかぎり、それはあなたの人生を支配し、あなたはそれを運命と呼ぶだろう」ーCGユングー

 

*習慣得点表

 

成果における失敗の多くは、自覚の欠如が起因します。

 

習慣得点表を作成し、自分の実際の行動を意識し続けると、なぜ悪い習慣が忍び込んでくるのか、説明できるようになります。

 

習慣得点表の例(良い習慣「+」・悪い習慣「ー」・良くも悪くもない習慣「=」)

 

・目を覚ます「=」

・目覚ましを止める「=」

・スマートフォンをチェックする「ー」

・トイレに行く「=」

・体重測定「+」

・シャワーを浴びる「+」

・歯を磨く「+」

・服を着る「=」

・紅茶を入れる「+」

 

ほんとうは、良い習慣や悪い習慣は存在しません。

あるのは問題解決に効果的な習慣だけです。

 

すべての習慣は(たとえ悪い習慣であっても)、何かの役に立っているので繰り返されます。

 

この習慣得点表を作る際、評価の分類に迷ったら、次の点に着目してみましょう。

 

・長い目で見て利益のある習慣→良い習慣

長い目で見て利益のない習慣→悪い習慣

 

・望んでいるアイデンティティと相容れる習慣→良い習慣

・望んでいるアイデンティティと相容れない習慣→悪い習慣

 

この習慣得点表を作るとき、はじめから何かを変えようと意識する必要はありません。

 

習慣得点表を作る目的は、無意識な習慣から意識的なものへと認識レベルを上げることにあります。

 

そして、この習慣得点表を見て欠点を責めてはいけません。

長所を褒めてもいけません。

 

自分の思考や行動を客観的に、まるで他の誰かを観察しているように認識することが大切です。

 

例えば、ジャンクフードを食べる習慣を減らそうとしたいのに、無意識にクッキーをつまんでしまったと気づいたら、

 

「さっきジャンクフードを食べる習慣を減らそうといった人が、もう、クッキーを手にとっている。

それを口に入れようとしている。

へえ、こんなことしているなんておもしろいな」

 

と他人事のように実況中継し、他人目線でユーモラスなコメントをつけてみるのです。

 

あるいは、その様子を観察している友だち目線になって、

 

「今、そのクッキーを食べる必要はないんじゃないかな。

食べたら体重が増えるし、健康にも悪いかも」と囁いてみるのです。

 

悪い習慣が声に出されるのを聞くと、結果を現実的に感じられるので、その行動の重みが増し、無意識に古い習慣に陥るのを防ぐのです。

 

良い習慣をつけたい場合にも、この方法は効果的です。

声に出すと行動する必要を自分に認識させるので、それを行う確率が上がるのです。

 

行動変化のプロセスは、つねに自覚から始まります。

 

「複利で伸びる1つの習慣」より引用ー

 

習慣は、脳の重荷を減らすために自動的に潜在意識下で作業してもらうものですが、そのシステムに慣れすぎてしまうと、何もかもが自動運転で流れていき、その流れに任せるようになります。

 

わたしたちの社会も、ボタン1つ押すだけで簡単に掃除ができて、調理ができて、洗濯ができて、温度調節ができて・・・という具合に、自分の頭で考えなくても決まった操作を繰り返すだけで快適な生活ができてしまいます。

 

その結果何が起きるかというと、顕在意識は指示を出すことを忘れ、何でも潜在意識に丸投げするようになり、自動運転で進む無自覚な人生を生きるようになります。

 

顕在意識は指示を出すことが役割なのにその仕事を怠るならば、当然、意識の95%を占める潜在意識が支配的になってきます。

 

目が覚めても、無意識に顏を洗い、着替えをして、朝食を食べ、歯を磨く、仕事に出かける・・・という判で押したような生活パターンのほとんどに潜在意識の自動運転が作動し、顕在意識が意識を向けようとしても気を許すとすぐ無意識の自動運転に戻ってしまうのです。

 

これだと、目覚めていても眠りながら生きているような状態なので、たまに自分で選び、考えねばならない局面に遭遇すると、何を選べばよいのか、自分はどうしたいのか、ひどく迷うようになります。

 

結局、差し出されたものを取り、流れされるままに進むことを無意識に選ぶことが多くなり、自分の顕在意識ではなく、外部の指示や環境に従う潜在意識のパターンが定着します。

 

ユングの言う「無意識を意識しないかぎり、それはあなたの人生を支配し、あなたはそれを運命と呼ぶだろう」のパターンができあがってしまうのです。

 

これを防ぐには、面倒くさいかもしれませんが、生活の中でどのくらい無意識の自動運転(習慣になっていること)を行っているのか、リストアップしてみることです。

 

習慣得点表を作ることは、無意識な習慣から意識的なものへと認識レベルを上げることが目的ですから、潜在意識への的確な指示出しが下手になった顕在意識に、意識の集中力と判断力を取り戻すリハビリにもなります。

 

そして、自分の行動を客観的に観察して実況中継で語るのは、禅の修行みたいですが、ニュートラルな意識状態を保つことに非常に効果があります。

 

ニュートラルな意識状態を保つことができれば、悪い習慣が無意識に働いてしまうのを防げるだけでなく、自分が意識を向けたいところに向けられ、それを維持できます。

 

眠ったような状態ではなく、自覚をもって生きられるようになります。

 

顕在意識と潜在意識が信頼関係を取り戻し、自身の顕在意識の指示に自身の潜在意識が従うようになります。

 

そして、顕在意識の望みを受けて潜在意識が構築するセルフイメージどおり、運命が展開していく人生ラインを呼びます。

 

無意識の自動運転で支配される運命から解放されるのです。

 

次回も「複利で伸びる1つの習慣 Atomic Habits」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。