こんにちは、リブラです。
今回も「タフティ・ザ・プリーステス」の解説です。
レッスン22 ペーパー人間
前回のおさらい
・映画のコマを動かすのは、内的意図ではなく、外的意図である。
・外的意図は一種のパワーであり、現実を動かすものである。
・メタパワーは、パワーに関わる力のことである。
・三つ編みはあなたの外部センターであり、パワーへのアクセスポイントである。
・パワーは、メタパワーと同じように三つ編みを使って間接的に使うことができる。
・三つ編みを起動させて、現実を構築するときにメタパワーが働き始める。
タフティ語録
映画;わたしたちが「現実」と呼んでいるもの。台本に従い登場人物も物事も展開する人生ライン。
台本;映画の筋書き通りに展開するように、コントロールをする映画のシナリオ。
「プレゼンス」;気づいた状態でいること。客観的に自分の立場を把握している状態。
メタパワー;現実を外側から眺め、望む未来へと舵を切る力。
非物質世界のイメージで構築した現実を物質世界の現実にもたらす力。
「観ているわたし」に目覚めたときにしか発動しない力。
*ペーパー人間とは?
まるで本の挿絵のように自己認識もなく架空の人物として映画の中に存在します。
プレゼンスを持たずに映画の登場人物として身を置いているときのわたしたちは、みんなペーパー人間状態です。
純粋な架空の人物との違いは、ときどき「なぜすべてが私の思い通りにならないのか」と叫び、その瞬間だけ自己認識をきらめかせることがあるという点。
ペーパー人間状態のときは、思い通りにならない現実が続きます。
なぜなら、現実は鏡のように忠実に、ペーパー人間の考えや行動を反映させるからです。
ペーパー人間状態では、無力で望む現実を創り出せません。
だから、常に欠乏感を抱えて「愛して!大事にして!助けて!与えて!」という欲求を内的意図に掲げます。
すると、「愛して!大事にして!助けて!与えて!」という欲求を、さらに募らせるような現実に遭遇することになります。
(額側の内部センターの)内的意図は、自分が行動する決意です。
自分一人の力技で挑まねばならないので、取り巻く世界を動かすパワーは望めません。
(背中側の外部センターの)外的意図は、自分が所有する決意です。
所有する最終的ゴールだけ意図したら、その後のプロセスは流れに任せます。
メタパワーが望む映画へと切り替えるだけなので、外的意図は努力やコントロールとは無縁です。
内的意図に「愛して!大事にして!助けて!与えて!」という欲求を掲げるのをやめないと、外的意図を「オン」にできないのでメタパワーは働きません。
ですから、ここですることは次の2つ。
1.目を覚まして、プレゼンスを得て、取り巻く環境を客観視すること。
2.「ちょうだい!」を「あげる」という言葉に置き換えること。
「愛して!大事にして!助けて!与えて!」を「愛する!大事にする!助ける!与える!」に置き換え、その決意を行動に移せば、「愛され、大事にされ、助けられ、与えられる」現実が返ってきます。
「タフティ・ザ・プリーステス」Lesson22を要約
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*「ペーパー人間」から抜け出すには?
わたしたちはときどき、人生の主役なのに、どこか脇役のように感じることがあります。
流れに押されるまま気づけば日々が過ぎていて、ふとした瞬間にだけ
「どうして思い通りにならないの?」
「どうしてわたしは満たされないの?」と叫びたくなります。
タフティが第22章で語る「ペーパー人間」とは、まさにこの状態です。
台本の中に収まったまま、ときどき欲求不満が募るときだけ自己認識が戻る存在。
普段は挿絵のように静かに架空の人物然として生きている。
タフティは、ペーパー人間になる原因を
「わたしを愛して!大事にして!与えて!」という依存的な内的意図だといいます。
つまり、ちょうだい意識です。
この意識に入ると、わたしたちは完全に主観の中に閉じます。
すると、プレゼンスが消え、客観性がなくなり、台本に飲み込まれ、振り子に感情を翻弄される状態に陥ります。
そして、気づかないうちにペーパー人間になります。
「ちょうだい」の奥にあるものは、「愛して!認めて!与えて!」という欲求です。
そして、この欲求のさらに奥には、ほぼ必ず欠乏感が潜んでいます。
・愛が足りない
・認められていない
・満たされていない
・価値がない気がする
この感覚を埋めようとして、わたしたちは、恋愛・仕事・お金・承認・人間関係を求めます。
でも、ここに罠があります。
どれだけ愛されても、どれだけ大事にされても、どれだけ与えられても、欠乏感は一時的にしか埋まりません。
なぜなら、欠乏感は外側の不足ではなく、内側の分離感だからです。
外から与えられるほど、逆にもっと欲しい、まだ足りないという状態になりやすい。
すると、さらに「ちょうだい」が強くなる。
そして、プレゼンスは消え、ペーパー人間化が進んでしまいます。
タフティはシンプルに言います。「『ちょうだい』を『与える』に変えよ」と。
でも、これがなかなか難しいのです。
欠乏しているときは、与える余裕はないからです。
ここで誤解されやすいのですが、「与える」とは自己犠牲ではありません。
我慢でもありません。
無理に尽くすことでもありません。
むしろ、
自己犠牲で「与える」ことをやめてみる。
我慢をやめてみる。
無理に尽くすことをやめてみる。
「やめること」を自分に「ゆるす」ことから始めるのです。
すると、自己犠牲や我慢や無理に尽くすことが、偽りの「与える」だったことに気づきます。
根底に潜む欠乏感が相手に愛されたり認められたり与えられたりしてほしくて、無意識に「与える」行動を強制していたのです。
「やめること」を自分に「ゆるす」ことで「与える」体験をすると、自分に対して優しい気持ちが芽生えます。
これは自分を「愛し、大事にして、認め、与える」ことにつながります。
こうして自分をまず優先する姿勢が整うと、欠乏感はトーンダウンしていき、耐え難い欲求ではなくなってきます。
本当の「与える」をしているときは、エネルギーの向きは外に開き、喜びを伴います。
欠乏しているとき、意識は完全に内側に向いています。
足りない。欲しい。満たして。認めて。
この状態では、プレゼンスは戻りません。
でも、自分をまず優先する姿勢が整うと、欠乏感がトーンダウンして心に余裕が生まれ、笑顔を向けたり、場の空気を整えたり、言葉を丁寧にしたり、誰かを安心させたり・・・などの「与えること」がさりげなくできるようになります。
こういう小さな「与える」をすると、意識が外に開きます。
すると、不思議なことが起きます。
「与える」と「受けとり」の循環が始まるのです。
わたし自身、「与えることが受けとることになり、受けとることも与えることになる」というエネルギーの循環を実体験して、
愛の欠乏感から離れられました。
「愛とは、怖れを手放すこと」のレッスン1で「わたしが与えることはすべてわたし自身に与えている」のワークを試みたとき、わたしは救急病院で毎日残業が続いて疲弊していました。
そのとき、あえて「与える」を意識して仕事していたら、仕事に時間を束縛されている感じが消えて奇跡的な展開を体験しました。
心から与えた瞬間に、自分が満ちるのを、心身が安定するのを、プレゼンスが戻って客観的に物事を捉えるのを体感したのです。
そして、外側の環境からも自然な流れが戻って来るのです。
「周囲も環境も、まるでわたしのために回ってくれているよう。なんて恵まれているんだろう。ありがたいな」という気持ちになりました。
そんなプロセス経てようやく、「ペーパー人間」から抜け出せるのです。
与える状態に入ると、主観から離れ、客観性が戻り、台本を俯瞰でき、流れに乗れるようになります。
つまり、プレゼンスが復活します。
プレゼンスがある人は、タフティが言うように「台本の中を映画の登場人物を装いながら、自由に歩き回る」ことができます。
台本に飲まれず、台本の中にいながら、台本を見ているのです。
欠乏ベースの意図→ ペーパー人間になります。
与えるベースの意図→ 望む現実を創造する側になります。
この差はとても大きいのです。
欠乏のまま願うと、現実は重くなります。
過剰ポテンシャルが働き、物事が思い通りにならない流れに向かいます。
でも、満ちた状態で与えると、現実は望む方向に動き出すのです。
もし今、「愛されたい」「満たされたい」そう感じているなら、無理に変わろうとしなくて大丈夫です。
ただ、ほんの少しだけ自分に何かを与えてみる。
自分に優しくして、自分を優先することをゆるしてみましょう。
そうして、心の余裕が生まれて優しい気分が湧いてきたら、
場の空気を整えたり、言葉を優しくしたりなど、その優しい気分を小さな親切で表現してみましょう。
その瞬間、あなたはペーパー人間ではなく、プレゼンスを持った存在になります。
人生は、与えられるから満ちるのではなく、与えることで満ちる流れに入るのです。
与えることでセルフイメージが満ちて、それに相応しい未来を受けとる器になるからです。
欠乏から求めるほど、私たちは台本に埋もれていく。
でも、与える方向に意識が向いたとき、プレゼンスが戻り、現実の流れが変わり始める。
ペーパー人間から抜け出す鍵は、とても静かでシンプルです。
「ちょうだい」から「与える」へ。
その小さな転換が、あなたを台本の挿絵から現実の創造側へと戻してくれます。
次回も「タフティ・ザ・プリーステス」の解説を予定しています。
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